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日本獣医生命科学大学 獣医外科学研究室 教授
麻布大学獣医学部 小動物外科学研究室 教授
日本獣医生命科学大学 獣医外科学研究室 准教授
10:00~16:00(昼休憩含む)
1.膝蓋骨内方脱臼の病態と手術適応
2.膝蓋骨内方脱臼治療に必要な基本的な外科手技
3.膝蓋骨内方脱臼の術後合併症
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
テキスト付き・事前学習動画(1/16〜3/16)付き・骨モデル付き・昼食付き
会員獣医師 | 49,000円(税込53,900円)+実習材料費 36,000円(税込39,600円)ご入会はこちら |
一般獣医師 | 69,000円(税込75,900円)+実習材料費 36,000円(税込39,600円) |
国内ではトイプードルやチワワなどの小型犬の飼育頭数が多いことに関連して、日常の診療において膝蓋骨内方脱臼(Medial patellar luxation:MPL)罹患症例に遭遇する頻度は少なくありません。一般的にMPLに罹患した小型犬の臨床型は3タイプ、すなわち、①骨格形成期初期に大腿骨および脛骨に重度の骨格変形を伴い発症するタイプ、②骨格形成期中期から壮齢期にかけて大腿骨および脛骨に軽度の骨格変形を伴い発症するタイプ、そして③壮齢期から高齢期にかけて骨関節炎および前十字靱帯損傷を伴うタイプに分類されます。臨床的には、これらの中でも、外科治療を行う機会が多いものは②のタイプとなります。このカテゴリーのMPL罹患症例では、大腿脛骨関節の回旋不安定性、あるいは大腿骨および脛骨の軽微な骨変形を伴っていますが、その多くで、大腿骨滑車再建術、脛骨粗面転移術、脛骨内旋制動術、そして軟部組織の修復を主体とした術法で治療することができます。しかしながら、その診断そして外科手技について学ぶ機会は限られています。このドライラボでは、このタイプのMPL罹患膝関節に対する基本的な再建手術法を、小型犬の膝関節骨モデルを使用して修得することを目的として企画しています。なお、教育内容は小動物整形外科分野のエビデンスに基づいたものとなります。MPLの外科治療に関心を持ち、これから真剣に実践することを考えている先生方には是非ともこの機会に学んでいただきたいと考えています。