東京大学動物医療センター 内科系診療科
日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)獣医学科卒業
研修歴:南カリフォルニア大学医学部病理学研究室 研究員
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
大阪会場
兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23
06-6483-4371
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
会員獣医師: 9,000円 (テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む)
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
貧血は様々な疾患の一徴候として、頻繁に遭遇する重篤な病態です。重篤な病態であるがゆえに、貧血を呈する患者が来院すると原因疾患を診断する前に「とりあえずステロイド投与」と考えてしまうこともあるかもしれません。しかし、ちょっと待って下さい!
貧血の根本的解決のためには、原因となっている疾患を明らかにして、その疾患に対する治療を実施することが最短コースであり、的確な診断および適切な治療が必要となります。原因疾患を診断する前にステロイドを投与してしまうと、原因疾患が不明瞭となり、適切な治療ができなくなったり、対応が遅れたりしてしまうことがあります。
本講演では、貧血を呈する患者が来院しても慌てずに、何をするべきかを即座に判断できるように、臨床的アプローチを整理して解説します。臨床検査データの解釈法は基本的な講演内容として、さらに血液検査において重要な血液塗抹観察からわかることもビジュアルとして観て頂きたいと思います。また、実際の貧血患者に対する臨床的アプローチを交えながら、貧血の原因となる各種疾患の最新知見も紹介していきます。
先生方の明日からの診療に本講演内容を役立てて頂ければ幸甚です。貧血を呈する患者が来院しても慌てず、的確に対応できるようになることを目指しましょう!