犬の前十字靭帯断裂に対する関節外制動固定法
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講師
米地 謙介 先生
奈良動物二次診療クリニック 院長
獣医麻酔外科学会 近畿地区評議員
日本大学獣医学会 評議員
奈良県獣医師会学術担当役員
Penn Hipメンバー
【略歴】
- 1997 日本大学獣医学科卒
- 1997 和歌山県の動物病院にて獣医師のキャリアをスタート
- 2002 麻布大学付属動物病院にて整形外科と神経外科の研修医
- 2004 奈良市内の動物病院にて院長
- 2005 ネオベッツVRセンター CT主任を兼任
- 2014 奈良動物二次診療クリニックを開設
インストラクター
福永 恵太 先生
フクナガ動物病院 院長
定員
24名
プログラム
事前学習動画プログラム(開催1ヶ月前より配信)
- 前十字靭帯断裂の発生
- レントゲン写真での診断
- 触診での診断
- レントゲン写真の撮影方法
- TPLOと関節外制動固定法の比較
- 前十字靭帯と半月板の処理
- 種子骨へのナイロン糸のかけ方
- 術後管理
実習プログラム(各会場共通 10:00〜16:00)
- 使用器具の説明
- 実習1.アプローチから前十字靭帯の切除と半月板の処理
- 実習2.ナイロン糸を用いた関節外制動固定
開催日時・会場
大阪会場
2023年2月26日(日)10:00~16:00
アンピールホテル(大阪府大阪市)
大阪府大阪市北区神山町11-12
06-6809-5833
- 阪急「梅田駅」から 徒歩約10分
- 阪神「梅田駅」から 徒歩約15分
- JR「大阪駅」から 徒歩約10分
- 地下鉄堺筋線「扇町駅」から 徒歩約5分
- 地下鉄谷町線「中崎町駅」から 徒歩約5分
東京会場
2023年3月21日(火・祝)10:00~16:00
駐健保会館 4F 大会議室
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
- JR山手線・京浜東北線 田町駅 三田口(西口)より 徒歩10分
- 都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A10出口(日本電気口)より 徒歩5分
受講料
会員獣医師 | 39,000円(税込42,900円)+実習材料費 ご入会はこちら |
一般獣医師 | 65,000円(税込71,500円)+実習材料費 |
※いずれもハンドアウト付き
※実習材料費には事前学習動画配信費を含む
実習材料費
整形外科器具持参者: | 9,800円(税込10,780円) |
整形外科器具レンタル者: | 27,800円(税込30,580円) |
整形外科器具購入者: | 41,800円(税込45,980円) |
開催にあたって
前十字靭帯断裂の手術といえば今回の実習で紹介する関節外制動固定法(LSS)とTPLOが有名です。両者を比較した場合、これまでの報告でどうやらTPLO法の方が優れているのではないかという意見が優勢ですがこれらの報告もLSSの有用性を否定するものではありません。LSSは手術のための投資額が小さいため技術導入へのハードルが低く、基本的な手技さえマスターすれば安定した成績を上げることができるでしょう。しかしながら本や雑誌を読んだだけ、セミナーで聞いただけの知識で成績の良い手術ができるものではありません。一つの手術手技を身に着けるには、最初に執刀経験の多い術者から実技を教わり、その後に自身での技術研鑽が必要です。今回のプログラムは事前に動画配信による講義で診断と適応そしてLSS手技について説明し、それをふまえて実習でアプローチ法や組織の取り扱い方法などについて説明を受けながら手技を体験していただきます。動画による講義(受講後1ヶ月は復習可)と実習を組み合わせた今回のプログラムで効果的にLSSの技術を習得できるはずです。これまで自院でLSSを何度か実践している中堅獣医師だけでなく、これから手術手技を身に着けたいという若手獣医師にもご参加いただきたく思っています。