東京大学大学院付属動物医療センター 眼科 特任助教
【所属学会】比較眼科学会、獣医麻酔外科学会、比較眼科学会評議員
1 スリットランプ検査
2 眼底検査
3 超音波検査
1 スリットランプ検査
2 眼底検査
3 眼科超音波検査
学校法人 立志舎 日本動物専門学校
〒166-8567 東京都杉並区高円寺南4-6-8
03-5306-3211
会員獣医師 | 39000円(税込42900円)+実習材料費:17500円(税込19250円)ご入会はこちら |
一般獣医師 | 65000円(税込71500円)+実習材料費:17500円(税込19250円) |
眼科検査のイメージは? と研修医や開業獣医師に尋ねると、みんな口を揃えて「難しい」、「何が見えているかわからない」、「どのように見ればいいのかわからない」、「検査機器はあるけど使いこなせない」が多く、それ以外は「眼は苦手なので、すぐに専門医に紹介しています」とマイナスイメージを多く耳にします。これでは何の進歩にもなりません。なぜ眼科にあまり興味を持ってもらえないかを考えると、検査方法と所見の見方が難しい、そして練習が必要であることはもちろんですが、多くの獣医師は「眼症状=眼疾患」と考えてしまい、眼科検査をはじめから諦めてしまい専門医に紹介しているのが現状ではないでしょうか。
眼症状は眼疾患以外にも内分泌性、代謝性、腫瘍性、免疫介在性疾患、感染症など多くの疾患が原因で現れます。血液検査、画像検査で異常はみつからないが眼科検査で異常がみつかり診断がつく事も多くみられます。「眼症状は全身性疾患の信号」です。眼科検査にはコツがあり、それを習得すると診断方法の幅が広がります。スリットランプも眼底検査もただ覗けば所見が見える検査ではありません。スリット幅や光量の使い分け方、凸レンズの焦点深度の選び方、動物の頭部の角度を変え方、正しい超音波像の出し方などいろいろなコツがあります。是非、正しい眼科検査、検査のコツを習得して診察の幅を広げてみませんか?