日本獣医生命科学大学 獣医学部 臨床獣医学部門 治療学分野Ⅱ 助教
日本獣医生命科学大学 卒業後、同大学院修了(外科学) 日本獣医生命科学大学付属医療センター研修医を経て、同センター総合診療科勤務し、様々な処置の麻酔管理に携わる。 2014年より日本獣医生命科学大学外科学研究室助教として、教育と付属医療センターでの臨床に携わっている。 獣医師、博士(獣医学) 獣医麻酔外科学会 麻酔・疼痛管理委員会委員協力日本光電工業株式会社
フクダエム・イー工業株式会社
マシモジャパン株式会社
循環モニタリング 心電図 パルスオキシメータ 血圧
呼吸モニタリング カプノメータ 換気量計 麻酔ガス・酸素濃度 体温
2018年8月26日(日)
4:32:10
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
一般獣医師 | 27,000円(税込29,700円) |
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日々の臨床において麻酔は避けては通れない手段の1つです。麻酔は診断や治療を行うために必要な手段ですが、それ単独では治療や診断を行う事はできません。だからこそ、目の前にいる患者に対して、麻酔を行った上での診断や治療が有益かどうかを見定める必要があります。まず、麻酔を実施する前に各症例のリスク評価を適切に行い、そのリスクを飼い主と共有することは、飼い主にとっても我々獣医師と看護師にとってもきわめて重要です。リスクの評価は飼い主に麻酔実施への不安解消や麻酔を思いとどまることの判断材料になり、獣医師にとっては事前にリスクに備える準備期間を与えてくれます。また、麻酔を実施する際、麻酔中の安全を確保する上でモニターは欠かせないツールの1つです。現在、幅広く使用されているモニターは心拍数、SPO2、血圧、EtCO2、麻酔濃度、体温の基本項目に加え、中には換気量や脈動率、SPO2の正確性を示すグラフなども表示されます。また、各項目の数値に関してはある程度理解しているものの、各項目の波形、例えばSPO2波形(プレチスモグラフ)の意味するところなどは学ぶ機会が無かった現状があります。今回は各数値の正常範囲のみならず、波形の意味するところや各項目の弱点などをしっかりと把握し、日々の麻酔に+αの安心・安全が提供できることを目的としています。
臨床での動画も多用して解説してきます。また協力企業による関連機材の展示も行いますので、情報収集にお役立てください。