宮崎大学テニュアトラック推進機構(獣医内科学分野) テニュアトラック准教授
北海道大学獣医学部卒業後、酪農学園大学内科研修医、北海道大学大学院獣医学研究科にて博士号取得。 同大学大学院獣医学研究科博士研究員、同大学附属動物病院助教を経て2017年4月より現職。 日本獣医循環器学会 動物循環器認定医 アジア獣医内科学会 設立専門医(DeFacto Diplomate of Asian College of Veterinary Internal Medicine)
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「心エコーは苦手なのでちょっと……」ではすまされない時代を向かえている。どこの病院にも来るであろう僧帽弁逆流の犬。かつては聴診器だけで診断し、治療されてきたのかもしれないが、もはやそれは許されない。左心房と左心室の大きさを正しい断面で、正しいタイミングで計測することで正しくステージングを行い、それに応じて適切な薬を処方する。それが求められる時代である。
そして昨今のもう1つのトレンドである猫。犬と同じくらい、もしくはそれ以上に心疾患の多い動物であるが、「聴診の当てにならなさ」が両者の大きな違いであり、犬と同じ感覚で診察に挑むと大失敗する。「雑音が聞こえた→心疾患がある」という考え方も、「雑音がない→ 大した心疾患はない」という考え方も、猫では両方大間違いである。じゃあどうしたら良いのか? 心エコーをするしかない。このセミナーではその具体的な方策をお伝えする。
皆さんと会場でお会いすることを楽しみにしています。