歯科・獣医セミナーの学際企画

No.247 消化器疾患に対する適切な抗菌薬の使いかた

消化器疾患に対する適切な抗菌薬の使いかた

ワンパターンからの脱却! 消化器疾患に対する適切な抗菌薬の使いかた

講師

五十嵐 寛高 先生

麻布大学獣医学部 小動物内科学研究室  講師

【略歴】

  • 2005年北海道大学獣医学部 卒業
  • 小動物動物病院勤務、東京大学附属動物医療センター研修医(内科系診療科)を経て、
  • 2015年 東京大学大学院 博士(獣医学)取得。東京大学大学院 農学特定研究員、麻布大学附属動物病院 非常勤職員、酪農学園大学獣医学群 助教を歴任し、2017年より現職。

【所属学会】
日本獣医学会、日本獣医師会、動物臨床医学会 、腸内細菌学会 、日本ペット栄養学会など

プログラム

1.抗菌薬を本当に使用すべき消化器疾患
2.抗菌薬に依存しないための消化器疾患の治療法
  • 2-1. 食事療法 ~最初の代替療法~
  • 2-2. プロバイオティクス ~縁の下の力持ち~
  • 2-3. 糞便細菌叢移植療法 ~未知の世界へ~

収録日

2021年3月14日(日)

収録時間

3:14:14

ウェブ受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
一般獣医師27,000円(税込29,700円)
※ 視聴期間:2025年1月1日〜2026年2月28日
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます

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開催にあたって

日常診療でも、消化器疾患を診察する機会は非常に多いと思います。消化器疾患の治療法は多岐にわたっており、その種類や使用法についての情報も年々更新されています。今回は、その中でも使用されることの多い(にもかかわらず、情報が更新されることの少なかった)抗菌薬療法について、スポットライトを当てていきます。
消化器疾患(特に下痢)に対してとりあえず抗菌薬を処方してしまうこと、心当たりがないでしょうか? これまでは「なんとなく」使用されることが多い抗菌薬ですが、薬剤耐性菌の増加問題などもあり、獣医学領域でも抗菌薬の適切な使用法について考え直す時代に入ってきています。
「抗菌薬を使うな」という訳ではありませんが、むやみな抗菌薬処方は避けるべきでしょう。そこで、本講演では「どのような場面で抗菌薬を使用するべきなのか?」「これまでの抗菌薬に依存した消化器疾患の治療からどうやって脱却していけばいいのか?」といったポイントを重視して解説していきます。

※講師の所属は開催日時点のものです。