~臨床に生かす基礎と解剖学~
日本大学獣医外科学研究室 准教授
質疑応答
東京会場
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092-431-1228
会員獣医師: 9,000円 (テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む)
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
最近、外科を学びたいという若い先生が増えてきているという印象を持っており、日本大学にも研修医として手術を勉強したいという問い合わせも増えています。そのような先生方からよく訊かれる質問の一つに、「手術の上達方法」があります。どのようにすれば手術が早く上達するのか。知っていれば、苦労はしません。演者自身も知りたいです。しかし、どんな手術も細かく分解すれば、「切る」、「結ぶ」、「分離する」の3つの基本動作に集約され、ほとんどの手術は多少形を変えながらもこれらを無限に組み合わせて実施されています。
したがって、基本的手技をどれだけ正確にできるかによって手術の質は決まります。そう思うと、手術を上達するには身近な症例でも事足りるはずです。避妊や去勢といった日常的な手術からでも学ぶことは多々あり、簡単な手術ほど基本に忠実に丁寧にこなしていくことが、手術がうまくなる最も早い近道です。それには基本的な動作を理解して自分のものにする必要があります。さらに、解剖を知らなければ、どこを切ってよいのか、どこを切ると危ないのか、どのように再建すればよいのかを判断することができません。時間のかかる手術は、解剖がわからない場合です。解剖を理解することは手術のシミュレーションにも役立ちます。シミュレーションを頭の中で繰り返し、実際の症例と突き合わせることでより早く手術手技を自分のものにできます。
今回は初級編となりますが、一般手術器具や外科用手術機器の使い方、閉腹方法やバイオプシー法など簡単な手技が中心になります。しかし、これらを理論的にマスターすることで複雑で高度な手術手技でも行うことが可能となり、どのような事態にも臆することがなくなり、夜も安心して眠ることができるようになると思います。会場で皆様のお越しをお待ちしております。