歯科・獣医セミナーの学際企画

No.GS150 椎間板ヘルニア 診断と治療法

椎間板ヘルニア 診断と治療法

~最新知見からリハビリテーションまで~
※福岡開催の日程および会場が変わりました。ご迷惑をお掛けしますが、お間違えのないようご参加ください。

講師

枝村 一弥 先生

日本大学獣医外科学研究室 専任講師

プログラム

10:00~16:00 (途中、昼食休憩含む)

  1. 椎間板ヘルニアの疫学および病態
  2. 椎間板ヘルニアの診断法:視診・神経学的検査・各種画像診断
  3. 椎間板ヘルニアと鑑別に必要な脊椎・脊髄疾患
  4. 進行性脊髄軟化症の見分け方
  5. 頚部椎間板ヘルニアの治療
  6. 胸腰部椎間板ヘルニアの治療
  7. 機能回復のためのリハビリテーション

質疑応答

開催日時・会場

東京会場

平成24年7月15日(日)

発明会館

東京都港区虎ノ門2-9-14

03-3502-5499

  • 地下鉄銀座線「虎ノ門」駅 3番出口より徒歩10分

大阪会場

平成24年7月22日(日)

エコーペットビジネス総合学院

兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23

06-6483-4371

  • JR尼崎駅下車 徒歩1分

福岡会場

平成24年7月16日(月・海の日)

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

※福岡開催の日程および会場が変わりました。
ご迷惑をお掛けしますが、お間違えのないようご参加ください。

受講料

会員獣医師:   9,000円 (テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む)

※昼食は各自にてお願い致します。

※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)

開催にあたって

椎間板ヘルニアは、「椎間板の変性に続いて起こる脊柱管内への椎間板および椎間板物質の突出または逸脱」と定義されており、犬で最も多い神経疾患とされています。実際に、頚部・背部痛、ふらつき、麻痺の症例を診察した時に、その原因として最も多いのは、やはり椎間板ヘルニアです。本邦では、ミニチュア・ダックスフンド、トイ・プードル、フレンチ・ブルドックといった犬種が特に人気であることと、動物の高齢化が進んでいるという背景から、しばらくはこの傾向が続くと予想されます。一方で、これらの犬種では、同様の症状を呈する他の疾患の発症も報告されているため、治療を展開する上でそれらの疾患との鑑別も重要なポイントとなります。現在においては、椎間板ヘルニアを中心とした脊髄・脊椎疾患の知識を十分に有しておくことが、臨床獣医師にとっての必須事項となりつつあります。

本講演では、まず最新の疫学や病態について概説します。続いて、院内で行うことが可能な視診や神経学的検査を実症例の動画を交えながら解説し、脊髄造影のポイントや読影方法、そしてCTやMRIを依頼した際の読み方についても習得できるように説明します。そして、椎間板ヘルニアとの鑑別が必要な脊椎・脊髄疾患についても、要点を絞ってできるだけ多く紹介する予定です。椎間板ヘルニアの治療は、全ての症例で同じではなく、発症部位や重症度によって異なります。治療法については、ステロイド使用の是非や手術法の選択も含め最新知見を提供したいと思います。最後に、機能回復のためのリハビリテーションにも触れ、皆さんと椎間板ヘルニアについて考え直したいと思います。是非とも多くの方に参加して頂き、明日からの臨床に役立てて頂きたいと思います。

※講師の所属は開催日時点のものです。