看護師の方も一緒にご参加ください!
東京農工大学獣医内科学研究室 准教授
質疑応答
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
大阪府大阪市中央区中寺1-1-54
06-6762-9471
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
※法人会員登録をされている施設の看護師の方は会員受講料となります。
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。
(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
自己免疫性皮膚疾患は自己抗体や細胞傷害性T細胞により、皮膚に組織傷害が引き起こされる疾患群です。犬の自己免疫性皮膚疾患の代表には、天疱瘡、自己免疫性表皮下水疱症、エリテマトーデス、血管炎、ぶどう膜-皮膚症候群などがあります。
いずれの病気もそれほど頻繁に出会わないため、病態を理解して類症鑑別リストに含めることや、適切な診断・治療を行なうことは、必ずしも容易ではないかもしれません。しかし疾患によっては難治性であったり、治療に副作用の強い薬物を選択せざるをえなかったりするため、治療にあたっては経験則に基づいた「とりあえず」の治療を行なうのではなく、適切な診断に基づいた「根拠のある」治療を行なうべき疾患群でもあります。また治療開始にあたっては、目的や予測される事象について、飼い主様と獣医師との間で十分なコンセンサスを得ることも必要となってきます。
今回の講演では、自己免疫性皮膚疾患を疑う犬に出会ったときに、考慮すべき鑑別診断、必要な検査や治療のアップデートについて概説するとともに、治療方針や管理に関する飼い主様への説明について例を交えて紹介します。