耳を診るときは、耳だけを診ない
北川犬猫病院 院長
獣医耳科研究会(VEP) 代表
質疑応答
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会員獣医師: 9,000円 (テキスト代含む・税別)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む・税別)
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
耳の治療は毎日のようにありますが、耳について学ぶ機会は少なく、「耳掃除」などといわれて軽視され、皮膚科の一分野として扱われていました。
一般的に耳の疾患は、全身疾患と関連のあるものと、耳だけに限局して起きるものがありますが、これらをよく認識しないと耳の病気の治療がうまくいきません。
例えば、食物アレルギーで耳道が腫れて閉塞を起こしているのに、外科的に耳道の切除をして閉塞を解除しようとしても良い結果は得られません。基礎疾患の管理をしないで耳だけを診ても治癒にはつながりません。
また、難治症例には全耳道切除術が選択されることがしばしばありますが、この手術の適応に関してはまだ、議論の余地が多々あると思われます。
日々の診療でよく出会う耳の病気や、珍しいけれど知っておくと役立つ症例を多数挙げて、具体的な症例の中で耳の病気の診断と治療の実際を進めていく予定です。