臨床現場で抗がん剤をどう活かすか!?
講師
川村 裕子 先生
麻布大学附属動物病院 腫瘍科 研修医主任
プログラム
10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)
1.がん治療の現状と必要性
- がん治療のなかの化学療法の役割とは?
- 人医療で抗がん剤治療はどう変わってきたか?
- 獣医療で抗がん剤治療はどう必要か?
- 固形がんおよび独立細胞がんの治療はどう違うか?
2.固形がん VS 抗がん剤
- 固形がんのがん治療は何を目指すか?
- 固形がんにどの抗がん剤を活かすか?
3.独立細胞がん VS 抗がん剤
- 独立細胞がんのがん治療は何を目指すか?
- 独立細胞がんにどの抗がん剤を活かすか?
4.あるリンパ腫症例の治療
- 犬のリンパ腫多中心型BcellHighgrade ステージⅤb の闘病の記録
- 抗がん剤はどう選び、どう使うか?
質疑応答
開催日時・会場
大阪会場
平成26年6月1日(日)10:00~16:00
大阪府社会福祉会館
大阪市中央区谷町7-4-15
06-6762-5681
- 地下鉄谷町線,長堀鶴見緑地線 谷町6 丁目駅下車 4番出口(200m)約5 分
- 地下鉄谷町線,千日前線 谷町9 丁目駅下車 2番出口(北へ500m)約10 分
- 近鉄大阪線 上本町駅下車 地下道で谷町9 丁目駅2番出口へ
東京会場
平成26年7月27日(日)10:00~16:00
交通ビル 地下会議室
東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1
財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733
- JR:JR新橋駅をご利用の場合、烏森口側出口から徒歩6分。
必ず烏森口に出てください。 - 地下鉄:都営三田線御成門駅から徒歩4分
福岡会場
平成26年8月3日(日)10:00~16:00
博多バスターミナルビル
福岡市博多区博多駅中央街2-1
092-474-5280
受講料
会員獣医師 | 9,000円 (テキスト代含む) |
一般獣医師 | 25,000円 (テキスト代含む) |
- 昼食は各自にてお願い致します。
- 参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
開催にあたって
誰もが確信していたことであろうが、獣医療領域にも高度高齢化医療の波は着実に押し寄せてきている。人は、愛する動物が自分と同じように暮らし、同じように末永く生きることを求め、またその実現を信じて疑わない。万が一動物が命を落とすようなことがあっても、その死は自分の満足に値する安らかなものであり、受けるべき医療は自分が受けたい医療そのものでなくてはならない。
したがって、昨今言われている治療における弊害などは到底許されざることであり、常にリスクを負わないラッキーを追い求めている。まさにこれが獣医高度高齢化医療の真髄であり、新しい技術あるいは新薬を駆使し苦しみながら延命するより、オーナーの許容範囲で日々良く生かすことに医療者の真価が問われる時代が到来しているのである。このような、ともすれば人医療で言われる高度医療よりもさらにハイレベルな医療を求められている現状にあっても、我々はどうにかしてそれに応えていかなければならない。かけがえのないものをなくしても、満足して看取れる心を守れる医療を模索し続けていかなければならない。
今回のセミナーが、日々のがん治療現場でこれを目指す先生方にわずかでもお役に立てれば幸いです。