日本獣医生命科学大学 臨床獣医学部門治療学分野I(神経内科・脳外科)
■脳の病変部位と臨床徴候
■変性性疾患:ライソゾーム病,認知機能障害
■奇形性疾患:水頭症,キアリ様奇形・COMS,大脳皮質形成障害
■腫瘍性疾患:脳腫瘍
■炎症性疾患・特発性疾患:感染性・非感染性脳炎,前庭障害,てんかん発作重積
■外傷性疾患:頭部外傷
■血管性疾患:脳梗塞・脳出血
質疑応答
福岡県福岡市中央区天神4-6-7
092-771-1730
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
大阪会場
兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23
06-6483-4371
会員獣医師 | 9,000円 (テキスト代含む) |
一般獣医師 | 25,000円 (テキスト代含む) |
MRIの普及によって、以前は診断が困難であった脳の疾患(頭蓋内疾患)が次々と明らかにされるようになり、一次診療の獣医師にとっても身近なものになってきている。今回はそれら犬猫の頭蓋内疾患について、各病態毎に診断及び治療法の実際を解説する。MRIは大学や検査センターなどの二次診療施設に頼らざるを得ない場合が多いものの、MRI前の神経学的検査や一部の治療法を除く内科的治療やその管理は一次診療病院でも可能なものが多い。本講演では、MRIに進むべき疾患であるのかどうか、あるいはMRI後にできる一次診療での治療法について解説していく予定である。例えば、水頭症やキアリ様奇形の診断と内科的治療法、脳腫瘍の化学療法、脳炎の治療や前庭障害の診断や治療、てんかん発作重積の治療及び頭部外傷の急性期治療がその例である。本講演によって、前日までの神経疾患に対する診断や治療を見直し、そして明日からの神経疾患の診断・治療に役立つような情報を得ていただければ幸いである。