2024年9月1日
麻布大学 獣医学部 小動物外科学研究室 教授
獣医麻酔外科学会理事
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
10:00~16:00(途中、休憩・昼休みを含む)
尿路がなんらかの原因によって物理的に閉塞されると、緊急的な状態をしばしば引き起こします。臨床獣医師はこの閉塞の解除のために、閉塞部位や手技の複雑さなどを考慮して適切な対応をできるだけ速やかに選択する必要があります。また、尿自体が非常に高い浸透圧を有し、周囲軟部組織を著しく損傷するため、これを適切に排出するためのカテーテルの設置や管理についても十分理解しておく必要があります。
今回は基本的なことの振り返りとなりますが、導尿カテーテルの適切な管理方法から尿路閉塞に対する治療法を掘り下げていきたいと考えています。また、この講演ではできるだけ特殊なデバイス等は使用せずに対応することを基本としてお話ししたいと思います。
尿路の粘膜は非常に腫れやすく、取り扱いには細心の注意が必要となります。尿道や尿管のような細い管腔臓器の閉塞に対する繊細な手術はアドバンストな内容となりますが、これまでの科学的なエビデンスを踏まえどのように対応しているか、このセミナーで私の考え方をご紹介します。尿路閉塞は「できなくても、知っておく」ことが重要な疾患です。本講演で日頃の疑問点を明らかにして頂ければ幸いです。
会員獣医師 | 9000円(税込9900円)(ハンドアウト付き)ご入会はこちら |
一般獣医師 | 27000円(税込29700円)(ハンドアウト付き) |