日本獣医生命科学大学 獣医外科学教室 講師
10:00~16:00(途中、休憩・昼休みを含む)
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
会員獣医師 | 9,000円 (各回)(前納料金)(税別・テキスト代含む)ご入会はこちら |
法人動物看護師 | 9,000円(各回) (前納料金)(税別・テキスト代含む)ご入会はこちら |
一般獣医師 | 27,000円(各回) (前納料金)(税別・テキスト代含む) |
一般動物看護師 | 15,000円(各回) (税別・テキスト代含む) |
麻酔を実地する際、麻酔中の安全を確保する上でモニターはかかせないツールの1つです。モニタリングには五感を使ったモニタリングと機器を使ったモニタリングがあります。五感を使ったモニタリングは経験と知識が必要になるのと主観的である、そして持続的に看るのが難しいといった現状があります。これらを補うことができるのが機器を使ったモニタリングです。客観的である、持続的であるという利点はありますが一方で機械が正しくついているのか? 機械自体には判断ができません。適切につけていないとそこに出る数値や波形が患者さんの状態と離れてしまうという状態がどうしても起こります。また、機械だけでは動物の状態の変化予測することが難しく、過去と現在のモニターからその先に何が起こるのかは麻酔担当の獣医師自身が判断しなければなりません。
獣医麻酔外科学会 麻酔・疼痛管理専門部会 「犬および猫の臨床例に安全な全身麻酔を行うためのモニタリング指針」では、全身麻酔中の動物の安全を維持するために看視の実施を推奨するとあります。獣医師がみる、テクニシャンがみる、誰かが麻酔を行っている患者さんを専門にみる。そしてそれをわかっている人がいるということが患者の死亡リスクをへらすこととなります。
この麻酔シリーズでは経験の浅い獣医師・動物看護師もモニターの情報を正しく理解し、動物の状態にあった判断ができるよう各数値の正常範囲のみならず、波形の意味するところや各項目を正しく測定する小技や機器の弱点とその対処法などを紹介します。
3回シリーズを通して教科書ではなかなか伝えきれないモニター機器の使い方や見落としがちなポイントなど、多数の動画を使いながら紹介します。是非この機会に知らなかったこと、誤解されていること、見逃していることを整理し、日々の麻酔に+αの安心・安全のためにお役立てください。