東京大学大学院付属動物医療センター 眼科 特任助教
1993年 酪農学園大学酪農学部獣医学科卒
1993-1995年 東京大学農学部獣医外科学研究室研究生
1995-1998年 小動物開業医勤務
1998-2003年 酪農学園大学附属動物病院外科系研修医
2003-2009年 酪農学園大学獣医学科嘱託助手
2008年 学位取得
2009年ー現在 東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター
外科系診療科・眼科特任助教
所属学会:比較眼科学会、獣医麻酔外科学会、比較眼科学会評議員
〒130-0013 東京都墨田区錦糸1丁目11-10
03-3626-7771
◆受講料・前納制(テキスト代含む)
※ 参加希望の方はお早めにお申し込みください。定員に達し次第、締切となります。
※ 昼食は、各自にてお願い致します。
会員獣医師: 39,000円(税別)+実習材料費: 17,500円(税別)
一般獣医師: 65,000円(税別)+実習材料費: 17,500円(税別)
眼科検査のイメージは? と研修医や開業獣医師に尋ねると、みんな口を揃えて「難しい」、「何が見えているかわからない」、「どのように見ればいいのかわからない」、「検査機器はあるけど使いこなせない」が多く、それ以外は「眼は苦手なので、すぐに専門医に紹介しています」とマイナスイメージを多く耳にします。これでは何の進歩にもなりません。なぜ眼科にあまり興味を持ってもらえないかを考えると、検査方法と所見の見方が難しい、そして練習が必要であることはもちろんですが、多くの獣医師は「眼症状=眼疾患」と考えてしまい、眼科検査をはじめから諦めてしまい専門医に紹介しているのが現状ではないでしょうか。
眼症状は眼疾患以外にも内分泌性、代謝性、腫瘍性、免疫介在性疾患、感染症など多くの疾患が原因で現れます。血液検査、画像検査で異常はみつからないが眼科検査で異常がみつかり診断がつく事も多くみられます。「眼症状は全身性疾患の信号」です。眼科検査にはコツがあり、それを習得すると診断方法の幅が広がります。スリットランプも眼底検査もただ覗けば所見が見える検査ではありません。スリット幅や光量の使い分け方、凸レンズの焦点深度の選び方、動物の頭部の角度を変え方、正しい超音波像の出し方などいろいろなコツがあります。是非、正しい眼科検査、検査のコツを習得して診察の幅を広げてみませんか?