歯科・獣医セミナーの学際企画

No.MS20 第3回小動物の靭帯損傷の診断と実際の手術手技

第3回小動物の靭帯損傷の診断と実際の手術手技

講師

陰山 敏昭  先生

名古屋動物整形外科病院 院長

インストラクター:数名

協力  横浜メディカル株式会社

定員

各36名(申込順)

※参加ご希望の方は、早めにお申込み下さい。定員になり次第、締切りとなります。

プログラム

実習のポイント

  •  骨標本(レプリカ:寛骨・大腿骨・脛骨・腓骨・踵骨)を用いて、関節機能修復術のポイントとコツをマスターする。
  •  4名1組のグループ実習。
  •  グループごとに器具等を準備致します。
10:00~13:00

【講義】

  1. 靭帯損傷の診断法
  2. 靭帯手術の基本手技
  3. 経関節創外固定の手技
  4. 術後管理法
昼食(各自にてお願い致します)
14:00~

【実習説明】 

14:30~16:30

【実習】

  1. 股関節脱臼(40分)
    (トグルピン・ScrewとWire・ナイロン糸による各種安定化手技)
  2. 膝関節靭帯損傷(40分)
    (ScrewとWire・ナイロン糸による各種安定化手技)
  3. 足根関節靭帯損傷(40分)
    (経関節創外固定法による安定化手技)
16:30~16:40

Discussion 

開催日時・会場

平成20年3月20日(木・春分の日)

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F

03-3798-4186

  • JR田町駅三田方面口 徒歩5分
  • 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分

受講料

【前納制】
会員: 29,000円 (資料代含む)
一般: 39,000円 (資料代含む)
(一般・会員共実習材料費5,000円(税別)は別途)

開催にあたって

跛行が主訴で来院した動物を診察した際に「とりあえず消炎鎮痛剤で...」とか「一応レントゲンで見たけど大丈夫...」と説明したものの、跛行が改善しない症例がありませんか?痛みの部位の確認法や靭帯損傷の診断法は跛行症例に対処する際に最も重要です。また靭帯損傷を診断できたとしても、その手術を行うことができなければ、先に進めません。

そこで、本セミナーでは、各靭帯の系統的触診法と靭帯損傷手術の基本原則をマスターすると同時に、実習では各種器具と骨標本を用い、実際に手に触れながら靭帯損傷手術(股関節脱臼・前十字靭帯手術・膝関節複合靭帯損傷・足根関節靭帯損傷などの手術)の手技のポイントとコツを会得することを目的としております。手術法はScrewとWire、ナイロン糸、創外固定を用いた経関節固定法を中心とした手技を行いますので、多くの先生方に可能な方法です。

靭帯損傷の診断と手術法を会得することで、明日からの実際の症例で、安定した良好な結果が予測可能となり、合併症を最小限に食い止め、動物にとって最善の治療が行えれば幸いです。

※講師の所属は開催日時点のものです。