歯科・獣医セミナーの学際企画

No.GS112 内科領域における免疫抑制剤の使い方

内科領域における免疫抑制剤の使い方

講師

大野 耕一 先生

東京大学動物医療センター・内科系診療科
獣医内科学教室 准教授

プログラム

10:00~16:30(途中、昼食休憩含む)
  1. 免疫抑制剤の種類と作用機序
  2. 免疫介在性血液疾患に対する免疫抑制治療免疫介在性溶血性貧血を中心に、症例を交えながら免疫抑制剤の使用法について考える。
  3. 不明熱へのアプローチと免疫抑制治療免疫介在性疾患のモニター項目としての炎症マーカーについて。
    不明熱の原因疾患として最も多い多発性関節炎とその関連疾患に対するアプローチとは?
    縫合糸反応性肉芽腫に免疫抑制治療は必要か?
  4. 炎症性消化器疾患に対する免疫抑制治療
  5. 免疫抑制剤の副作用免疫抑制治療で起こる副反応は?合併症は?

開催日時・会場

東京会場

平成20年11月30日(日)

東医健保会館

東京都新宿区南元町4番地

03‐3353‐4311(代表)

  • JR総武線信濃町駅下車徒歩4分

大阪会場

平成20年12月7日(日)

大阪産業創造館

大阪市中央区本町1-4-5

06-6264-9800(代)

  • 地下鉄中央線「堺筋本町駅」下車 2番出口下車
  • 地下鉄堺筋線「堺筋本町駅」下車 12番出口

受講料

会員:   9,000円 (テキスト代含む)
一般: 19,000円 (テキスト代含む)

※昼食は各自にてお願い致します。

開催にあたって

内科領域における疾患、とくに免疫介在性疾患に対して免疫抑制治療を行わなければならないことは少なくない。

今回のトピックスは免疫抑制剤なのだが、免疫抑制剤を投与すること自体は決して難しいわけではない。それでも免疫を抑制する治療に対して多くの方が抵抗感をお持ちになる理由としては、(1)そもそも免疫介在性疾患でいいのかどうか、自信がない、(2)効果がはっきりわからないし、どうモニターしていいかわからない、(3)副作用が心配である、といったことが多いのではないだろうか?実際、獣医領域における免疫抑制剤の使用に関するエビデンスは極めて少なく、私自身も悩みながら使用することが多い。

今回のセミナーでは普段私自身が診ている症例を交えながら、免疫抑制剤の使い方についてみなさんと一緒に考えていきたい。

※講師の所属は開催日時点のものです。