腎不全を中心とした新しい病期分類と診断・治療
麻布大学附属動物病院
10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)
東京都新宿区南元町4
03‐3353‐4311(代表)
大阪市西区靱本町1-8-4
06-6443-5321
【大阪駅・新大阪駅から】
【天王寺・難波駅から】
会員: 9,000円(テキスト代含む)
一般: 25,000円(テキスト代含む)
※昼食は各自にてお願い致します。
この十数年で犬や猫の慢性腎不全に対する考え方は、「根治できないから治療は難しい」から「早期発見・早期治療をすれば、病態の進行を遅らせることができる」という認識に変わってきました。
腎不全を判断する検査といえば血液検査で高窒素血症を判断するのが一般的であったように思いますが、現在は尿検査が早期診断に重要な位置を占めはじめています。また、慢性腎不全の治療法に関しても、臨床症状がでてから対症的に治療を行うといった保存療法だけでなく、慢性腎不全をできるだけ進行させないため食事療法や様々な薬物療法などの新たな戦略が加わりました。
本セミナーでは、今までルーチンに行っていた血液検査、尿検査、画像検査といった腎臓の評価、そして腎不全に対してどのように診断、治療を進めていくかをお話していきたいと思います。また、数年前より、人医学界では慢性腎臓病(CKD:chronic kidney disease)という言葉が提唱され、獣医療でも国際的に使われつつあります。まだまだ紛らわしい概念ですが、この点についても犬・猫の病期基準や推奨されている治療を含め解説していきたいと思います。