日本獣医生命科学大学 高度医療学教室 准教授
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3798-4186
大阪市中央区中寺1-1-54
06-6762-9471(受付)
会員獣医師: 9,000円(テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円(テキスト代含む)
※昼食は各自にてお願い致します。
犬の僧帽弁閉鎖不全症は依然として増加傾向にあります。この疾患に関しては、無症状段階で治療を開始するメリットをはじめとするいくつかの重要なエビデンスが発表されました。 また、ピモベンダンの登場も臨床現場に大きなインパクトを与えていると思います。 加えて、左心不全に続発した肺高血圧症の診断基準が明確になりつつあり、同時にシルデナフィルなどの治療薬に関するエビデンスも徐々に蓄積されつつあります。 このように,特にこの5年間で犬の僧帽弁閉鎖不全症の診断法・治療法は更に進歩を遂げました。 しかし、その反面でこの事実は一般臨床家をますます混乱させているという状況を生み出したと個人的には感じています。
心不全療法はISACHC が提唱した心機能分類に基づいて実施するのが基本です。 しかし、この分類基準にはいくつかの無視できない問題点があり、この基準のみに頼って治療を実施することは非常に制限されると考えられます。
このような状況を鑑みて、今回のセミナーでは一般臨床現場で実施可能な検査の結果に基づいて、僧帽弁閉鎖不全症をどのように管理すべきかを整理・要約したいと思いますので、奮ってご参加下さい。