歯科・獣医セミナーの学際企画

No.GS120 肝外胆道、膵臓系疾患に対する内科的診断と治療

肝外胆道、膵臓系疾患に対する内科的診断と治療

〜獣医領域の現状と問題点を学ぶ〜

講師

大野 耕一 先生

東京大学動物医療センター 内科系診療科 准教授

プログラム

10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)
  1. 肝胆膵の超音波検査胆嚢、胆管、膵臓の描出と異常像、胆嚢穿刺法
  2. 代表的な肝外胆道系疾患の診断と治療胆泥、胆石、胆嚢炎、胆嚢粘液嚢腫胆嚢の運動性について肝外胆管閉塞と膵炎の関連性について
  3. 膵外分泌疾患犬と猫の膵炎の診断と治療犬の膵外分泌不全

開催日時・会場

東京会場

平成21年11月29日(日)

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F

03-3798-4186

  • JR田町駅三田方面口 徒歩5分
  • 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分

大阪会場

平成21年12月13日(日)

大阪社会福祉指導センター

大阪市中央区中寺1-1-54

06-6762-9471(受付)

  • 地下鉄谷町線,長堀鶴見緑地線 谷町6 丁目駅下車 4番出口(200m)約5 分
  • 地下鉄谷町線,千日前線 谷町9 丁目駅下車 2番出口(北へ500m)約10 分
  • 近鉄大阪線 上本町駅下車 地下道で谷町9 丁目駅2番出口へ

受講料

会員獣医師:   9,000円(テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円(テキスト代含む)

※昼食は各自にてお願い致します。

開催にあたって

肝外胆道系疾患には胆嚢や肝外胆管などが含まれ、隣接臓器である膵臓や開口部のある十二指腸の影響を強く受ける領域である。肝実質の疾患に比較して多くは生検ができないという大きな問題点を抱えている領域でもあり、実際は仮診断で治療を行うことも多い。また、肝実質障害に比較して外科適応となることも多いのが肝外胆道系の特徴である。

膵臓では今も昔も膵炎が最も問題になる疾患であるが、膵特異的リパーゼ(PLI)検査が応用されるようになっても、未だ診断に苦慮することが非常に多い。

今回の講演では肝外胆道系疾患と膵外分泌疾患に関して、基本的な診断アプローチと治療の現状をお話できればと思っている。肝外胆道系と膵臓では超音波による画像診断が非常に重要な位置を占めるため、肝胆膵のエコー検査のポイントを解説するとともに、肝外胆道系疾患に対する内科的診断と治療、そしてその限界について、膵炎の診断・治療に関するエビデンスはどこまでわかっているのか、について実際の症例を交えながら一緒に考えていきたい。

※講師の所属は開催日時点のものです。