看護師の方も一緒にご参加ください!
(株)プロキオン 代表取締役
獣医師
質疑応答
東京都新宿区南元町4
03‐3353‐4311(代表)
大阪市中央区中寺1-1-54
06-6762-9471(受付)
福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号
092-781-0685
【バス】
【タクシー】
【電車】
【地下鉄】
※七隈線は空港線,箱崎線とは接続しておりません。
会 員 : 9,000円(テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円(テキスト代含む)
一般看護師: 12,000円(テキスト代含む)
※法人会員登録をされている施設の看護師の方は会員受講料となります。
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
皮膚病は肉眼的に確認しやすいため、動物病院への来院症例のなかで最も多い疾患のひとつとなっており、この中には治療が長期にわたるものも少なくありません。皮膚病の鑑別診断は非常に多く、その治療と管理の方法もさまざまです。診断が膿皮症であっても、その症例に適した抗生物質はセファレキシンかもしれませんし、ミノサイクリンかもしれません。薬用シャンプーは抗菌性シャンプーよりも抗脂漏性シャンプーのほうが効果的な場合もあります。
同時にマラセチア感染症を併発しているかもしれませんし、アトピー素因が背景にあるかもしれません。実は、クッシング症候群や悪性腫瘍が基礎疾患にあって、そちらを先に管理しなければならないのかもしれません。いや膿皮症に見えて、膿皮症によく似た別の疾患の可能性もあります。思い切って強い免疫抑制療法をしなければならない症例かもしれません・・・。皮膚病の診断は決して単純ではなく、複数の疾患を併発するのはもちろんのこと、気づいたときには診断した疾患から別の疾患へと変わっている可能性もあります。
このように、たとえ膿皮症であってもその病態の経時的な変化は個々の症例によってさまざまです。ひとつの診断にたどり着くことを目指すよりも、どのような症例に対しても新しい視点で向き合い、その時々の病態を把握し、適した治療と管理を選択していくことが、皮膚病と上手に付き合っていく方法ではないかと私は思います。
今回のセミナーでは、皮膚および皮膚病というものを基本から広く理解し、特に日常診療で多くみられる皮膚疾患に対してどのように向き合っていったらよいのか皆様と一緒に考えてみたいと思います。獣医師のみでなく動物看護師の方々も気軽に参加していただけたら幸いです。