麻布大学外科学第二研究室 講師
東京都世田谷区太子堂1-7
大阪府大阪市中央区中寺1-1-54
06-6762-9471
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
会員獣医師: 9,000円 (テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む)
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
小動物臨床において、跛行を主訴に来院する患者は少なくないと言えます。さらにワクチン接種のみの目的や内科疾患に対する継続治療を目的で来院された飼い主さんから、“そういえば、最近後ろ足を挙げていることが多いんです” や“うちの○○ちゃんはクセで小さい頃から腰を振って歩くんだけど、だんだんひどくなってきた気がする”、と唐突に言われることもあります。そう言われたときに、いきなりX線検査を行わず、整形外科学的検査(問診、歩様、触診を含む)を行うことによって、必要な検査を選択して行うことが非常に重要です。
飼い主さんに対するX線検査や血液検査を行うためのインフォームドコンセントの際にも、“後肢を後方に引っ張ったときに嫌がります” や“手首や足首の関節が腫れていて、熱も高めです” など、各種検査を進める前に、検査を実施することの必要性を十分に説明することによって、飼い主さんの理解も得られ、円滑な診断アプローチが可能となります。
本講演では、整形外科学的検査表を使用しながらの整形外科学的検査の進め方、跛行診断、そして実際の症例の動画を見ながら、自分が実践している診断法について概説します。本講演が、跛行診断を行う際の一助となりましたら非常に嬉しく思います。