歯科・獣医セミナーの学際企画

No.MS30  リハビリテーション入門 講義・実習

リハビリテーション入門 講義・実習

~正しい基礎知識と手技をマスターする~

講師

佐野 忠士 先生日本大学生物資源科学部獣医学科 総合臨床獣医学研究室 助教アシスタント東京開催
浅利 和人 先生
帝京科学大学所属 日本動物理学療法研究会会長 他数名大阪開催
今井 泉 先生
大阪ペピイ動物専門学校 専任講師 他数名

定員

獣医師 30名(各会場とも)

※参加希望の方はお早めにお申し込みください。定員に達し次第、締切となります。

※看護師のみの参加は出来ません。

※参加希望の方はお早めにお申し込みください。定員に達し次第、締切となります。
※参加取り消しの場合は、開催2週間前までにご連絡をいただければ、受講料から手数料10%を引いてご返金致します(以後のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理が一般の場合は差額をいただきます)。

※ 両会場ともに、参加申込者には会場案内図と持参品をご案内申し上げます。

※大阪開催においては、交通費・動物搬送等、諸経費増加の事情により受講料が異なります。予めご了承ください。

※昼食は各自にてお願い致します。

※実習で学んだことを臨床で活かすためには、看護師のサポートが肝要です。是非とも看護師同伴でのご受講をおすすめします。

プログラム

実習のポイント

  • リハビリ診療における基本手技を理解する。
  • 実際に動物に触れながらリハビリテーションの手技を学ぶ。
  • リハビリテーションの基本であるマッサージやストレッチについて学ぶ。
  • 各種物理療法に関連する装置を使用。
  • 各疾患に対するリハビリ・プロトコールの作成ポイントを理解する。
10:00~16:00 (途中、休憩・昼休みを含む)

講義

  1. リハビリテーションとは?
  2. 各種リハビリテーションについての理解
    ・マッサージ、ストレッチの基本手技
    ・運動療法の選択と実施の際に注意すること
    ・物理療法の原理について
  3. 各種疾患に対するリハビリ・プロトコール作成のポイント

実習

  1. 患者状態の正確な把握
    ・歩様検査、神経学的検査、整形学的検査
    ・ゴニオメーターによるROM の測定
  2. 用手療法(マニュアル・セラピー)の実際
    ・マッサージ、ストレッチ実施の種類とポイント
    ・ダンシング、手押し車歩行、セラバンドを用いた筋力強化
  3. 物理療法の実際
    ・ 電気筋刺激装置、治療用超音波、低レベルレーザーなどを用いた物理療法のポイント

デモンストレーション

  • アンダー・ウォーター・トレッドミルを用いた治療法
  • 車いす、サポーター、コルセットなどを用いた管理の実際

質疑応答

開催日時・会場

東京会場

平成23年7月10日(日) 10:00~16:00

日本大学生物資源科学部 9号館 小動物外科実習室

(神奈川県藤沢市)

受講料(税別)

  • 会員獣医師のみ : 29,000 円+実習費3,000 円
  • 会員獣医師+看護師1名 : 38,000 円+実習費3,000 円
  • 一般獣医師のみ : 45,000 円+実習費3,000 円
  • 一般獣医師+看護師1名 : 57,000 円+実習費3,000 円

大阪会場

平成23年7月3日(日)10:00~16:00

エコーペットビジネス総合学院

(兵庫県尼崎市)

受講料(税別)

  • 会員獣医師のみ : 32,000 円+実習費3,000 円
  • 会員獣医師+看護師1名 : 41,000 円+実習費3,000 円
  • 一般獣医師のみ : 48,000 円+実習費3,000 円
  • 一般獣医師+看護師1名 : 60,000 円+実習費3,000 円

開催にあたって

近年、「犬・猫のリハビリテーション」について、世間一般の興味は著しいものがあり、様々な疾病 に対するリハビリテーションは、飼い主様をはじめ多くの「ペット関連業界」の方々の注目の的となってきています。しかし我が国においては、その詳細について学ぶ機会が非常に少なく、未だ自身の経験や書籍からの情報に頼らざるを得ないのが現状です。このような世間のニーズと我々が求める教育環境とのアンバランスを少しでも改善すべく、本講義&実習を実現する運びとなりました。「重要であることは分かるけど、どうやったらいいのか分からない」「実際今もリハビリをやっているけど、本当にこの方法でいいのか分からない」「何か新しいツール・手法はないものか?」と多くの悩みを抱えているであろう開業医の先生方の一助となれば幸いと考えております。

講義では「リハビリテーションとは何か?」という 基本中の基本から、各種治療法・手技の原理について、そして様々な疾患に対するリハビリテーション・プロトコール作成のポイントまでを広く概説する予定です。

実習では、実際の動物を用いて午前中に学んだ手技・手法を中心に参加者の皆様に施術していただき、「手を動かすことの重要さ」を感じていただこうと思っております。質疑・応答の時間も十分に確保するよう努力いたしますので、ご参加の先生方が抱えられている症例のリハビリテーションの方法などについて、Discussion も可能と考えています。実習のアシスタントの先生方も経験豊富な先生を取りそろえ、また多くの企業の参加も募る予定ですので、参加して下さった先生方には充実した時間を過ごしていただけると思います。この機会をお見逃しなく、是非ご参加ください。

※講師の所属は開催日時点のものです。