2006年3月12日
東京医科歯科大学 名誉教授
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総義歯の印象採得と咬合採得の重要性を考えるに、義歯を苦手とする歯科医ほど印象の形にとらわれる者が多いが、臨床経験を重ねていくうちに本当に重要なのは咬合であることに気付く。しかし、咬合採得は最も難しく、間違いやすい治療ステップと言われている。そのため治療全体の流れの中で、その後に行う治療ステップでの修正をも考慮にいれ、まずは優先順位をつけた診療が望まれる。しかも、実際の臨床では、新義歯装着後に、必ずどこかは削るという作業が必要となる。そこで、本講演では、咬合をどのように設定し、調整していくのかを、“鈴木のルール”を使って、実践的な話しをする。
また、義歯装着後の問題として、義歯による痛みや脱離などの原因には、咬合に起因するものと義歯床粘膜面に起因するものがある。両者の検査、診断手順を示すとともに、後者の義歯床粘膜面や床縁の調整方法についても、なるほどと納得される対処法を詳しく解説する。講演で供覧する症例とビデオから、要調整部位は大方決まっていることにも気づかれるだろう。
総義歯は熟練を要すと考えられがちだが、実は“頭”で解決できる部分が多い治療だ。新たに何ら機器を買いそろえなくても、ルールを知るだけで明日からの臨床が変わる、そんな講演会を目指している。