〜口腔機能を知り・診て・治す方法〜
超高齢時代の義歯治療
講師
鈴木 宏樹 先生
医療法人井上会 篠栗病院 歯科医長
【略歴】
- 2001年 福岡歯科大学卒業
- 2010年 医)井上会 篠栗病院 歯科入職
- 歯科医長として現在に至る
【所属学会】
- 日本顎咬合学会会員・認定医
- 日本有床義歯学会会員・認定医
- 日本老年歯科医学会会員
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会会員
- 日本口腔ケア学会会員
- 日本補綴歯科学会会員
- 日本静脈経腸栄養学会会員
- 日本サルコペニア・フレイル学会会員
プログラム
10:00~16:00(昼休憩含む)
- 超高齢社会の現状
- 8020後の現実
- フレイル、オーラルフレイル、口腔機能低下症
- 今、求められているのは、口腔機能を知り、診て、治すこと
- 「食べる」にこだわる義歯治療
- 高齢者の義歯治療成功のために大事なこととは
- 義歯治療による咀嚼と嚥下を知る
- 口腔機能を考えた咬合採得決定法について
- 舌圧と咬合高径
- 全身疾患と義歯治療について
- 義歯治療の予後について
開催日時・会場
東京会場
2021年4月11日(日)10:00~16:00
駐健保会館 4F 大会議室
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
- JR山手線・京浜東北線 田町駅 三田口(西口)より 徒歩10分
- 都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A10出口(日本電気口)より 徒歩5分
受講料
学際デンタルセミナー会員 | 9,000円(税込9,900円)(テキスト代含む)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 35,000円(税込38,500)(テキスト代含む) |
歯科衛生士・歯科助手 | 15,000円(税込16,500円)(テキスト代含む) |
- 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、会場での現金の受け渡しを取り止めとさせていただきます。事前のお振込にご協力をお願いいたします。
- 参加取り消しの場合は、4月1日(木)迄にご連絡頂ければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します(左記以後のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を承ります)。
- 領収書が必要な場合はご連絡ください。
- 学際デンタルセミナー会員(個人会員・法人会員)の通常セミナー受講料は、前納に限り税込9,900円となります。
- やむを得ず当日のお支払の場合は、受講料は税込10,000円とさせていただきます。
開催にあたって
2007年に日本は高齢化率が21%を超え、超高齢社会となりました。2015年には高齢化率が25%を超えたことで、国民の4人に1人以上が高齢者となり、今後もその割合は増加していく見通しです。
その高齢化と共に、高齢者のQOLやADLの低下、平均寿命と健康寿命(介護が必要なく自立した生活を送れる年齢)の大きな差、その間の介護費用・医療費の増大など様々な問題が生じています。
それらを改善するためのKEYの1つとして、「口腔機能」に現在大きな注目が集まっています。食べられる口を維持する事が全身のフレイル(虚弱)の予防・改善に良い影響を与えるからです。
そのため高齢期の義歯治療においては、口腔機能を維持・向上させ「食べられる」口にすることが重要となります。
しかしながら、一般的な義歯のイメージとなると、
痛い、噛めない、しゃべれない、落ちる、浮き上がる・・・
など決して良いものではありません。
しかし、まず口腔機能を知り、しっかりと診て、ポイントを押さえた義歯作製・調整を行えば、この悪いイメージの大半を取り除き治すことが可能となります。
今回は、超高齢時代の義歯治療が持つ意義と併せて、治療を成功させるために必要となる知識とコツを、症例提示しながらお話しさせていただきたいと思います。