2008年2月24日
~学術研究でも証明された驚異の包括的歯科治療とは~
林歯科医院 院長(神奈川県横浜市開業)
東京都港区芝5丁目26番30号
03-3798-4186
大阪市中央区谷町7-4-15
06-6762-5681
福岡市中央区天神4-6-7
092-733-2681
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
私が「矯正を臨床で生かす会」を立ち上げて21年になる。一般臨床のなかで如何に矯正治療を有効に生かすか、という臨床からのアプローチがきっかけである。その中で新しい発見をいくつかした。たとえば「矯正移植」(砂書房)がその例である。
そして今回新たな発見が見えてきた。それは「歯牙移動による歯周組織再生療法」(砂書房)である。歯牙移動を行うことにより、確実に歯肉や歯槽骨が獲得でき、しかも長期間維持されるのである。別な言い方をすれば「生体が新しい組織を再生させ、維持している」のである。これは多くの症例とその経過を追うことにより、その再現性がはっきりしてきている。さらに病理学者である村松敬先生(東京歯科大学病理学講座)が基礎から証明してくださっている。この治療の特徴は単にテクニックや、素材によるものでなく、「生体の持つメカニズムを利用し、生体の持つ再生能力を発揮させることにより歯周組織の再生をなしとげるもの」なのである。
このメカニズムを臨床で応用すると大いに役立つ。ぺリオ、審美、補綴、移植、インプラント・・・・その応用は多岐に渡る。臨床医にとってこのメカニズムがもたらす恩恵は計り知れない。この画期的な治療法を理解し臨床で応用するきっかけになれば幸いである。