2012年4月29日
医療法人社団 淼 ごはんがたべたい歯科クリニック 院長・理事長
【略歴】
2003年、東京歯科大学歯学部卒業。
2007年、同大学院修了(現 老年歯科補綴学)
2008年 東京都江戸川区こばやし歯科クリニック 副院長
2020年 ごはんがたべたい。歯科クリニック開院。
2021年 医療法人化 医療法人社団 淼(はるか)ごはんがたべたい。歯科クリニック
2023年10月8日(日)
4:02:40
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
ウェブ会員 | 12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 38,500円(税込35,000円) |
これから日本全体は多死社会へと突入していきます。看取り難民も増える中で、在宅で療養している患者さんを地域でどう支えていくか、が課題となっています。
その中で歯科の役割は重要で、特に老衰など長期間の介入が必要な方は、毎日の食事を支える必要があります。またこのような関わりを通して「食べる」を支えることが本人や介護者の気持ちに寄り添うことに繋がっており、それが看取りのあとの介護者のその後の人生に大きな影響を及ぼすと言われています。
このような点から歯科に対する地域からの期待は大きいですが、実際には既存の外来診療との両立は難しく、課題が残っているのが現状です。
本講演ではそういった現状を踏まえながら、今後の超高齢社会に対応した歯科医療のあり方や「食べること」の意義を改めて考えていきたいと思っています。その上で、外来診療から地域を支えるための咀嚼機能や口腔機能の維持・管理の実際や食事との関わり、訪問歯科診療や摂食嚥下に取り組むにあたっての最初の一歩、についてお話ししていきたいと思っています。