2024年9月1日
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明海大学 名誉教授
朝日大学 客員教授
医療法人社団 聖仁会 我孫子聖仁会病院 口腔外科センター長
2024年4月21日
4:20:14
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
ウェブ会員 | 12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 38,500円(税込35,000円) |
口腔内小手術に際しては、外科の基本知識と手技の習得が必要不可欠となる。本セミナーでは、抜歯術、埋伏智歯抜去に際して必要な外科の基本手技および口腔内小外科を解説する。
小手術を定義すると、「処置の規模が小さい (生体侵襲が少ない)」、「時間が短い(長くとも30分から60分程度)」 、「術後の腫脹や疼痛が少ないこと」などが挙げられる。特に、術中の全身状態に変動がないことは重要であり、血圧の変動は術前の30%以内が目安となる。
さらに、小手術では「いかに操作の無駄を省くか」も重要になる。術中に同一の操作を何度も繰り返すことや、器具を探すことはロスタイムの原因であり、局所麻酔下での手術では疼痛が生じやすくなる。手が届く範囲に必要な器具があり、少し離れたところに追加の器具があり、さらにもう少し離れたところに救命器具などが配置されていなければならない。小手術の手中を理解して、必要な器具が整然と配置されていれば、「小手術の50%以上は終わっている。」と言える。
安全に良く効く麻酔(時間、量、コツ)、小手術に手を付けてはいけない病気およびお薬手帳の活用についても解説する。