~院内チームで取り組む安全・安心の歯科医療~
臨床に活かす!歯科医院の全身管理・歯科麻酔
講師
山口 秀紀 先生
日本大学松戸歯学部 歯科麻酔学講座 教授
【略歴】
- 1986年 日本大学松戸歯学部卒業
- 2001~2003年 Royal Brisbane Hospital 麻酔・集中治療科(Australia)
- 2008年 日本大学 准教授(松戸歯学部)
- 2020年 日本大学松戸歯学部付属病院 副病院長(医療安全・管理担当)
- 2021年 日本大学 教授(松戸歯学部)
【学会活動】
- 日本歯科麻酔学会 指導医
- 日本有病者歯科医療学会 指導医
- 日本口腔インプラント学会 基礎系指導医
- 日本小児口腔外科学会 理事
- 日本歯科薬物療法学会 認定歯科医
- 日本障害者歯科学会 認定医
【著書】
- 有病者歯科治療ハンドブブック 医科×歯科(デンタルダイヤモンド社)
- 脱・口だけ歯科衛生士 わかる!活かせる!全身状態へのアプローチ(医歯薬出版)
- 歯科医院のための全身疾患医療面接ガイド(メディア)
- 歯科衛生士パスポート+Web〔全身疾患医療面接〕編(メディア)
- よくわかる!疾患別 医療面接 ‐服用薬剤とサンプル症例から学ぶ‐(クインテッセンス出版)
- 歯医者さんに教えて! どんなお薬飲んでいますか? (クインテッセンス出版)
- こんな事故が起こったら トラブルVSリカバリー(デンタルダイヤモンド社)
プログラム
10:00~16:00(昼休憩含む)
- 歯科医院での全身状態評価に必要な情報とは?
- 有病者のリスク評価のためのキーワードは?
- 安全な局所麻酔薬の使い分け、使い方
- 歯科外来での生体モニタの活かし方
- 患者が服用する薬物にどう対応するか?
- 歯科医院における救急薬使用の考え方
- 全身的偶発症に対するチーム初期対応
開催日時・会場
福岡会場
2022年10月2日(日)10:00~16:00
※諸事情により中止となりました。
福岡朝日ビル
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
大阪会場
2022年10月9日(日)10:00~16:00
大阪科学技術センター
大阪市西区靭本町1-8-4
06-6443-5321
【大阪駅・新大阪駅から】
- 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
- 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
- 地下鉄四ッ橋線肥後橋駅下車、7番出口、南へ徒歩5分
【天王寺・難波駅から】
- 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
- 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
東京会場
2022年10月23日(日)10:00~16:00
専売ビルホール
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
- JR田町駅三田方面口 徒歩5分
- 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分
来場受講料
学際デンタルセミナー会員 | 9000円(税込9900円)(ハンドアウト付き)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 35000円(税込38500円)(ハンドアウト付き) |
歯科衛生士・歯科助手・技工士 | 15000円(税込16500円)(ハンドアウト付き) |
オンライン受講料
学際デンタルセミナー会員限定(3ヶ月配信) | 19000円(税込20900円)ご入会はこちら |
開催にあたって
今日、何らかの全身的な配慮が必要な患者の歯科治療、いわゆる有病者歯科治療は決して特別なものではなく、むしろその割合はますます増加してきています。そして歯科医師には、口腔機能の維持、回復に加え、全身状態を考慮した安全な歯科治療のための知識とその実施が強く求められるようになってきています。
しかし、多忙な日常臨床の中で、全身評価や全身管理に多くの時間や労力を費やすことも困難です。そのため限られた時間と設備の中で、より適切に患者状態を把握し、それを臨床に活かすknow-howが必要となってきます。また、歯科衛生士や受付スタッフと協力しながら患者情報をより多く引き出し、その情報を基に治療法の選択、局所麻酔の使用、患者の服用薬物への対応などリスクを回避するための治療計画を立案することが必要です。
さらに、万が一、院内で全身的トラブルが発現した場合に備え、歯科医師をリーダーとした院内スタッフが有機的に対応できるような院内緊急システムを構築しておくことも重要です。
本講演では、安全な歯科治療を行うための、患者全身状態評価のポイントと開業歯科医院で実施可能な全身管理について紹介するとともに、偶発症発現時の適切な初期対応についても解説していきます。患者の安全性の確保はもとより自院を守るためにも院内安全チーム力Upを図りましょう。