ごはんが食べたい!の気持ちに応えたい
訪問歯科診療への移行を想定し、患者QOL向上につなげるために
クリニックで今対応できる事やっておくべき事
講師
齋藤 貴之 先生
医療法人社団 淼 ごはんがたべたい歯科クリニック 院長・理事長
【略歴】
2003年、東京歯科大学歯学部卒業。
2007年、同大学院修了(現 老年歯科補綴学)
2008年 東京都江戸川区こばやし歯科クリニック 副院長
2020年 ごはんがたべたい。歯科クリニック開院。
2021年 医療法人化 医療法人社団 淼(はるか)ごはんがたべたい。歯科クリニック
- 歯学博士(老年歯科補綴学)
- 摂食機能療法専門歯科医師・摂食嚥下機能療法専門歯科医師、
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、歯科臨床研修医指導医
- 東京歯科大学 口腔健康科学講座 摂食嚥下リハビリテーション研究室 非常勤講師
- 暮らしの保健室かなで 理事
- 介護支援専門員
プログラム
はじめに
- 私が訪問歯科診療を始めるまで
- 実際に、訪問歯科診療を始めるにあたって最低限の事とは
- クリニックでの診療との両立に工夫したこと
訪問診療への移行を想定した時、高齢患者さんを診るべきポイントとは
- クリニックから地域を支えるための取り組み ~咀嚼機能や口腔機能の維持・管理の実際~
- 予後の見分け方、その基準、歯科歯科連携の活用法
- 予後が見えたら、訪問診療への移行を想定し対応しておくべきこと
- こんな患者さんは注意が必要
- QOLを低下させずに、訪問診療となった後も管理が楽になるコツとは
- クリニックでの診療のコツ
ごはんがたべたい!という希望にこたえるために
- 地域の「たべる」を支える取り組み、歯科の役割とは・・・
訪問での問診の雰囲気や、コミュニケーションのキッカケになるので、ぜひマネしてみて下さい。使いやすいWebサービスも紹介するので、会場でスマホでやってみましょう。
やってみよう栄養指導 デモします
訪問の第一歩
- 訪問歯科診療や摂食嚥下に取り組むにあたっての最初の一歩
- よく聞く困り事
・訪問歯科診療を始めるにあたり必要な届け出
・介護保険の算定、請求が難しい
- 訪問での診療のコツ
- 寝たきりでも胃ろうでも、ごはんがたべられるようになり歩けるようになる?!
- 医科との連携の実際と苦労していること、工夫していること
- 今後の超高齢社会に対応した歯科医療のあり方
収録日
2023年10月8日(日)
収録時間
4:02:40
ウェブ受講料
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
ウェブ会員 | 12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 38,500円(税込35,000円) |
※ 視聴期間:2025年1月1日〜2026年2月28日
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます
開催にあたって
これから日本全体は多死社会へと突入していきます。看取り難民も増える中で、在宅で療養している患者さんを地域でどう支えていくか、が課題となっています。
その中で歯科の役割は重要で、特に老衰など長期間の介入が必要な方は、毎日の食事を支える必要があります。またこのような関わりを通して「食べる」を支えることが本人や介護者の気持ちに寄り添うことに繋がっており、それが看取りのあとの介護者のその後の人生に大きな影響を及ぼすと言われています。
このような点から歯科に対する地域からの期待は大きいですが、実際には既存の外来診療との両立は難しく、課題が残っているのが現状です。
本講演ではそういった現状を踏まえながら、今後の超高齢社会に対応した歯科医療のあり方や「食べること」の意義を改めて考えていきたいと思っています。その上で、外来診療から地域を支えるための咀嚼機能や口腔機能の維持・管理の実際や食事との関わり、訪問歯科診療や摂食嚥下に取り組むにあたっての最初の一歩、についてお話ししていきたいと思っています。