2023年1月29日
東京歯科大学 口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室 教授
2023年4月9日(日)
4:15:02
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
ウェブ会員 | 12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 38,500円(税込35,000円) |
昨今、社会状況が目まぐるしく変化する中で、多様な価値観が渦巻いています。また、世界に類を見ない超高齢社会、すなわち人口構造が著しく変動する日本の社会背景のなかで、歯科を訪れる患者さんの主訴や状況が急激に多様化しています。
原因が明確ではなく困惑する痛みを訴える患者さん、根管治療を何度施しても痛みを訴える患者さん、処置後に痺れや著しい痛みを訴える患者さん、著しいブラキシズムがある患者さん、極度の嘔吐反射や異常な歯科恐怖で治療が困難な患者さん、局所麻酔が効きにくい患者さん、様々なアレルギーがあると訴える患者さん、様々な内科疾患や精神疾患があると訴える患者さん、突然気分不快を訴える患者さんなどです。このような状況のなかで歯科医師には、的確な診断能力、幅広い患者管理に関する知識、コミュニケーション能力、緊急時対応のスキルなどが求められます。
本講演では、日常の歯科臨床において起こりうる様々な状況において、問診票を見て、どんな対応をしたらいいか悩んだときや、どこまで手を出していいのかという線引きや押さえておけばいい点、有病者をいかにして歯科治療してよいかのポイント、そして病態診断の手順、迅速な状況把握、各種場面における対処法など、お話し致します。