歯科・獣医セミナーの学際企画

No.739 お困り主訴!引き出しを増やし対応しよう!

お困り主訴!引き出しを増やし対応しよう!

お困り主訴!引き出しを増やし対応しよう!
〜歯科医院で意外と遭遇する主訴や患者急変〜

講師

福田 謙一 先生

東京歯科大学 口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室 教授

プログラム

  1. 「歯が痛いです。」・・・原因は歯ではない?
  2. 抜髄や根管治療の後「痛みがとれません。」・・・痛み止めが効いていない?!
  3. 「いつも、歯ぎしりやくいしばりをしてしまいます。」・・・どう対応しよう?
  4. 治療後から、「唇が痺れています。」「すごく痛いです。」・・・痺れがとれない、どうしたらいい?痛み止めが効いていない?!
  5. 治療中に、「先生、気分が悪いです。」・・・急変時の対応はどうしたらいい?
  6. 「いろいろな病気を持っています。」・・・自分が対応してよいのかな?
  7. 「麻酔にアレルギーがあります。」・・・さて、麻酔がしたい、どう対応しよう?
  8. 「麻酔が効いていないです。」・・・さて、どうしよう?
  9. 「歯科治療が怖いです。」・・・こんなとき対応してもいい?
  10. 「嘔吐反射が強いです。」・・・こんなときどう対応したらいい?

収録日

2023年4月9日(日)

収録時間

4:15:02

ウェブ受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
ウェブ会員12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら
一般歯科医師38,500円(税込35,000円)
※ 視聴期間:2025年1月1日〜2026年2月28日
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます

開催にあたって

 昨今、社会状況が目まぐるしく変化する中で、多様な価値観が渦巻いています。また、世界に類を見ない超高齢社会、すなわち人口構造が著しく変動する日本の社会背景のなかで、歯科を訪れる患者さんの主訴や状況が急激に多様化しています。
 原因が明確ではなく困惑する痛みを訴える患者さん、根管治療を何度施しても痛みを訴える患者さん、処置後に痺れや著しい痛みを訴える患者さん、著しいブラキシズムがある患者さん、極度の嘔吐反射や異常な歯科恐怖で治療が困難な患者さん、局所麻酔が効きにくい患者さん、様々なアレルギーがあると訴える患者さん、様々な内科疾患や精神疾患があると訴える患者さん、突然気分不快を訴える患者さんなどです。このような状況のなかで歯科医師には、的確な診断能力、幅広い患者管理に関する知識、コミュニケーション能力、緊急時対応のスキルなどが求められます。
 本講演では、日常の歯科臨床において起こりうる様々な状況において、問診票を見て、どんな対応をしたらいいか悩んだときや、どこまで手を出していいのかという線引きや押さえておけばいい点、有病者をいかにして歯科治療してよいかのポイント、そして病態診断の手順、迅速な状況把握、各種場面における対処法など、お話し致します。

※講師の所属は開催日時点のものです。