歯科・獣医セミナーの学際企画

No.701 口腔ケアを運動機能の発達から紐解く

口腔ケアを運動機能の発達から紐解く

口腔機能のアセスメント力をアップするための基礎知識

講師

元開 冨士雄 先生

げんかい歯科医院 院長(横浜市開業)
NPO法人口腔健康推進協会サークルi 代表

  • 昭和57年 日本大学 歯学部卒
  • 同年   日本大学歯学部 小児歯科学教室入局
  • 平成2年  横浜市青葉区にて「げんかい歯科医院」開院

【役職】 BSC(バイオプログレッシブスタデイクラブ) 元理事、NPO法人 口腔健康推進協会 サークルi  代表

プログラム

10:00~16:00(昼休憩・コーヒーブレイク含む)

1.Whatʼs Oral Care

⽬指すのは⼝腔衛⽣管理ですか、⼝腔機能管理ですか

2. ⼝腔機能の特性を知る

⼝腔機能の⾃動制御システム

3. ⼝腔機能はどのようにして発達するのか

胎児期からの姿勢と運動発達に⾒る⼝腔機能発達

4. ⼝腔機能を感覚運動発達として捉える

第⼀段階 『⽀える』⼝腔機能を⽀える体幹の姿勢と深層筋

第⼆段階 『構える』筋の中間位による⾃動調整システム

第三段階 『調 整』リズムと圧感覚

開催日時・会場

東京会場

2020年9月13日(日)10:00~16:00

研究社英語センタービル地下2階 大会議室

〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2

03-3269-4331

  • JR総武線飯田橋駅西口から徒歩3分※中央線は通過します。総武線をご利用ください。
  • 地下鉄 有楽町線・東西線・南北線・大江戸線飯田橋駅神楽坂B3出口徒歩3分

福岡会場

2020年3月1日(日)10:00~16:00

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

大阪会場

2020年3月15日(日)10:00~16:00

大阪科学技術センター

大阪市西区靭本町1-8-4

06-6443-5321

【大阪駅・新大阪駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
  • 地下鉄四ッ橋線肥後橋駅下車、7番出口、南へ徒歩5分

【天王寺・難波駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分

来場受講料

学際デンタルセミナー会員9000円(税込9900円)(ハンドアウト付き)ご入会はこちら
一般歯科医師35000円(税込38500円)(ハンドアウト付き)
歯科衛生士・歯科助手・技工士 15000円(税込16500円)(ハンドアウト付き)

開催にあたって

急激に⾼齢化社会が広がるなかで様々な分野においてパラダイムシフトが起こり始めています。私たち⻭科医療においてもそれは同様です。これまでのキュア中⼼の量的な診療からケア中⼼の質的な診療へと転換が求められています。⾼齢社会となったことで⼝腔のもつ働きが「⽣きるすべて」だと認識されたことで、⼝腔全体を包括した質の⾼い⼝腔機能を獲得する⻭科医療が求められ始めています。
そうした社会の変化に対しオーラルフレイルをはじめ⼝腔機能低下症など⼝腔機能に対応した新たな造語がにわかに出現したのですが、明確な定義や基準やアセスメントを設定するのも難しい状況です。そのため、⼝腔ケアは⼝腔機能が低下し回復する⾒込みのない⽼⼈に対しこれまでの⼝腔衛⽣管理が中⼼となって行われています。こうした⼝腔ケアは、効果を発揮する反⾯、対処療法的なケアであるために継続するしかなく重荷になることが問題となっています。
今後、社会が質の⾼いQOLを求める流れは加速するでしょう。そうなると⼝腔ケアも要介護や虚弱になった⾼齢者からフレイルが始まる前の年代層、さらには壮年層や⻘年層を⾶び越え成⻑期の⼦供に対しても⼝腔機能の向上と再獲得を⽬指した⼝腔機能ケアの時代が来ると思われます。あなたも今から⼝腔機能ケアを診療に取り⼊れる準備をしてみませんか。

※講師の所属は開催日時点のものです。