東京医科歯科大学大学院 地域・福祉口腔機能管理学 教授
協力:株式会社フードケア
2021年11月23日(火・祝)10:00~16:00
ライブ配信のみ
1.オーラルフレイル・口腔機能低下症の概念と診断
オーラルフレイル、口腔機能低下症と栄養やフレイルとの関連性を理解し、その診断方法を学ぶ
2.口腔機能低下症の診断・対応の流れ
口腔機能低下症の診断から対応、再評価までの流れの概要を学ぶ
3.口腔機能管理1 ランチョン実習 -咀嚼と食事を指導する-
口腔機能低下症への具体的な食事指導と生活指導を学ぶ
オーラルフレイル予防にとって重要な咀嚼と栄養を組み合わせたカムカム健康プログラムについて学び、 カムカム弁当®を試食する
4.口腔機能管理2 実 習 -口腔エクササイズを指導する-
口腔機能低下症、咀嚼嚥下障害への具体的な口腔エクササイズを学ぶ
30名
最近皆さんもフレイルやオーラルフレイルという言葉をよく聞くようになったと思います。フレイルとは、加齢に伴う心身の衰えであり、要介護の入口とされています。栄養の入口である口腔の機能低下、オーラルフレイルは、栄養障害や続発するフレイルの一因となりえます。そこで,歯科医院で口腔機能低下に適切に対応するため、日本歯科医師会から「オーラルフレイル」が提唱され、「口腔機能低下症」が病名として2018年に保険収載されました。高齢の患者さんの口腔機能の低下を見つけて食事指導や口腔訓練を行うことで、フレイルの予防につなげることが可能になります。
今回は、口腔機能低下症への対策を中心にお話しする予定です。はじめに、オーラルフレイルと口腔機能低下症の概念を整理して、口腔機能低下症の評価と診断について説明いたします。次に、口腔機能管理として、口腔エクササイズや我々が取り組んでいるカムカム健康プログラム(食事・栄養を交えた対策)をご紹介していきます。今回はオンラインでのライブ講義になりますが、前日にチルドでお届けする実際のカムカム弁当®をランチに食べながら咀嚼と栄養について考えていただき、画面の前で一緒に口腔機能と咀嚼嚥下のエクササイズを行っていただきたいと思います。