歯科・獣医セミナーの学際企画

No.717 いま求められる総義歯治療2021

いま求められる総義歯治療2021

講師

松丸 悠一 先生

Matsumaru Denture Works代表
日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学講座 兼任講師
有床義歯学会(JPDA)指導医
日本補綴歯科学会会員

プログラム

10:00~16:00(昼休憩含む)

  1. 患者満足に関わるエビデンス
  2. 総義歯臨床専門歯科医師の臨床
  3. 概形印象のポイント
  4. 咬合採得のポイント
  5. 試適のポイント
  6. 義歯調整のポイント

開催日時・会場

東京会場

2021年8月29日(日)10:00~16:00

駐健保会館 4F 大会議室

東京都港区芝3-41-8

財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461

  • JR山手線・京浜東北線 田町駅 三田口(西口)より 徒歩10分
  • 都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A10出口(日本電気口)より 徒歩5分

来場受講料

学際デンタルセミナー会員9000円(税込9900円)(ハンドアウト付き)ご入会はこちら
一般歯科医師35000円(税込38500円)(ハンドアウト付き)
歯科衛生士・歯科助手・技工士 15000円(税込16500円)(ハンドアウト付き)

開催にあたって

 総義歯治療を成功させるにあたっては、全人的な技術が重要とされます。しかし、その一方で独善的な説や意見が生じやすいともいわれております。ここで私たちは客観性を欠く情報に振り回されやすい状況に注意し、患者さんの健康と満足のために、術式に左右されない診る力を養わなければなりません。
 ではその力はどのように養われるのでしょうか。先ずは適切な方法論を用いることによって成功体験を得るということが大切に思います。しかしながら、全ての症例に対して万能な方法論などありません。ですから成功体験を活かしながら、応用可能な、柔軟な知識を身につけていく必要があります。そして自身の臨床をその知識に照らし合わせ、検証する作業を怠らないことによって本当の力は養われるのではないでしょうか。
 では柔軟な知識とはなんでしょうか。先達が築いてきた理論について「何故、何の為か」と整理して腑に落とすこと。解剖学、補綴学に基づく適切なデンチャースペース、そして咬合再構成の知識を身につけること。この2つが重要に思います。これらが身につけば、臨床で一番重要となる患者さんの問題を適切に抽出できるコミュニケーションを自信を持って行うことができるようになると考えます。
 本講演では2019年の講演内容についてブラッシュアップを行い、手技手法に関わらず明日からの臨床に活かすポイントについてお話しさせていただきます。

※講師の所属は開催日時点のものです。