医療法人社団つじむら歯科医院 院長
国際歯科衛生士学会(IDHA)会長
1日目 10:00〜16:30 | |
日時 | 講義・実習内容 |
10:00~10:30 | イントロダクション~アセスメント 講義 |
10:30~11:15 | アセスメント 実技 |
11:15~11:40 | プロービング圧 実技アセスメント(講義30分+実技70分)患者の主訴を聞き、カリエス部位、プロービング等でのペリオリスクを調べることがアセスメントと考えられがちですが、国際的にはまず、口腔外として左右リンパの比較、筋肉の硬直状況などを診査、口腔内においても口腔粘膜、舌を含めた診査を患者来院ごとに行います。今回はこのアセスメントフローを学びながら実体験していただきます。適切なプロービング圧についても実習を行います。 |
11:40~11:50 | 〈コーヒーブレイク〉 |
11:50~12:30 | プラークコントロール 講義 |
12:30~13:30 | 〈ランチ(お弁当)〉 (13:00~ 歯ブラシによるPTC映像放映) |
13:30~14:15 | プラークコントロール 実技・PTC相互実習プラークコントロール(講義40分+実技45分)プラークコントロールの基本となる歯ブラシの構造、機能について深く知るところからスタートします。歯ブラシ、フロス、舌クリーナーの本来あるべき使用手順から学び、効率的かつ効果的なブラッシング・歯ブラシ単独によるPTC術者磨きを相互実習として体験していただきます。 |
14:15~14:45 | インスツルメンテーションA 講義 |
14:45~15:00 | 〈コーヒーブレイク〉 |
15:00~16:00 | インスツルメンテーションA 実技インスツルメンテーションA(講義30分+実技60分)A, 規格性のあるシャープニング、テスティング、ワンストロークSRP理論を学んでいただきます。また日常使用しているキュレットスケーラーを持参いただき、シャープニング、テスティングを行なって頂きます。 |
2日目 9:30〜16:00 | |
日時 | 講義・実習内容 |
09:30~10:00 | インスツルメンテーションB 講義 |
10:00~11:00 | インスツルメンテーションB 実技インスツルメンテーションB(講義30分+実技60分)B, 日本において超音波式スケーラーというとほぼ100%ピエゾ式と答える医院さんが多いことと思います。しかし欧米では超音波式の80%はマグネット式スケーラーを使用しているというのをご存知でしょうか?クライエントに低侵襲で痛みを伴わせず、効率の良いスケーリングについて学び、体験実習を受けて頂きます。 |
11:00~11:15 | 〈コーヒーブレイク〉 |
11:15~11:45 | プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング 講義 |
11:45~12:30 | 〈ランチ(お弁当)〉 |
12:30~14:00 | プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング 実技プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング(講義30分+実技90分)PMTCに予防効果を最大限に発揮するためには、適切なツールの選択に合わせて適性圧、適正なカップの回転数の把握とトレーニングが欠かせないことをご存知でしょうか?今回は各種実習により、自信を持って快適で効果的なPMTCスキルを身につけて頂きます。 |
14:00~14:10 | 〈コーヒーブレイク〉 |
14:10~14:50 | プロフィートレーコントロール 講義 |
14:50~15:30 | プロフィートレーコントロール 実技プロフィートレーコントロール(講義40分+実技40分)クライアント自身が保有している高リスクのマイクロバイオームを健康層へ、マイクロバイアルシフトさせ、予防効果を維持、増進させるための3DSコンセプト、適合の良いトレー作成方法を学び、実際のトレー装着を体験して頂きます。 |
15:30~16:00 | まとめ・質疑応答 |
本コースは、International Dental hygienist Association (国際歯科衛生士学会:IDHA)認定研修会となるため、受講者はhttp://jp.iacdentistry.org の学会サイト(日本語表記)からご入会いただくことで、下記の特典が得られます。
ご希望の方は、上記サイトより、歯科衛生士はIDHAへ、歯科医師はiACDへご入会ください。
なお、ホームページメニューの「会員資格」をご熟読のうえ、ご入会ください。ご入会に関するお問い合わせは本ホームページ下段の「お問い合せ」フォームからiACDへ直接お願いいたします。
ご入会された方が、本コースを受講されれば:
国際歯科衛生士学会よりプロフィラキシス修了書と学会クレジット(10クレジット)が付与されます。
受講日2週間前までにご入会ください。
大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-11
06-6251-5820(代)
※4月19日・26日(日)より変更になりました。
※日本経済大学 渋谷キャンパスから会場変更になりました。
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
会員歯科医師(法人・個人) | 68,000円(税別・テキスト代・昼食代含む) |
一般歯科医師 | 88,000円(税別・テキスト代・昼食代含む) |
法人会員歯科衛生士 | 49,000円(税別・テキスト代・昼食代含む) |
個人会員歯科衛生士 | 58,000円(税別・テキスト代・昼食代含む) |
一般歯科衛生士 | 68,000円(税別・テキスト代・昼食代含む) |
※上記とは別途に実習材料代20,000円(税別)が必要です。
会員歯科医師(法人・個人) | 40,000円(税別・テキスト代・昼食代含む) |
一般歯科医師 | 60,000円(税別・テキスト代・昼食代含む) |
※聴講のみの参加となります。実習時には見学となります。
国民の健康を維持増進するための重要な予防診療は国際的にはProphylaxis (プロフィラキシス)と呼ばれ、アメリカでは22万人を超える歯科衛生士が国民に対し日常的に最も多く行っている診療となります。
Prophylaxisはライセンスを持つ歯科衛生士および歯科医師が行う診療であり、いくつかの定義が認められています。Prophylaxisの定義の多くは“local irritants (局所的炎症物)を取り除くことで、疾病の始まりを防ぐこと“を目的としており、International Dental hygienist Association (IDHA)では”Prophylaxisとは、アセスメントから始まり、歯肉辺縁から露出している全ての歯面と、露出していない全ての根面から口腔内細菌叢(マイクロバイオーム)の健康層の獲得・維持・管理を目的としバイオフィルム、 歯石、ステインを取り除く診療” と定義しています。
日本においてはPMTCが予防処置であると考える歯科医院が多いのではないでしょうか、しかし近年注目をされている口腔内細菌叢をコントロールするという概念からすると、PMTCはあくまでプロフィラキシス診療の一部としての項目と位置付けられるのです。
今回のハンズオンコースではInternational Dental hygienist Association (IDHA)のProphylaxis protocol に沿った6つの項目について、講義、実習を行います(詳細はプログラム参照)。この2日間で皆さんのクリニックで行われる予防業務に対し、日常臨床においてしっかりとした軸を形成し、プロフィラキシス技術・知識、そして自信を習得して頂きます。