総義歯治療専門歯科医師
2005年 日本大学松戸歯学部卒業
2010年 日本大学大学院 松戸歯学研究科(総義歯学専攻)修了
2012年よりコンフォート入れ歯クリニック(札幌市)および都内各 所にてフリーランス総義歯治療専門歯科医師として従事
質疑応答
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総義歯治療を成功させるにあたっては、全人的な技術が重要とされます。しかし、その一方で、独断的な説や意見が生じやすいともいわれております。ここで私たちは客観性を欠く情報に振り回されやすい状況に注意し、その患者の健康と満足のために、術式に左右されない、総義歯治療における診る目を養わなければいけません。
ではどのように診る目は養われるのでしょうか? それは正しいイメージを持つことと目の前の臨床をそれに照らしあわせ、検証する作業を怠らないことによって養われるのではないでしょうか。
そして持つべきイメージに気をつけるべきです。それは初診の患者さんが装着している旧義歯でもなければ、装着したばかりの新義歯でもなく、雑誌に掲載されている写真の義歯でも定かではありません。答えは口腔内で十分に機能している、調整を終えた治療用義歯や本義歯にあります。
今回は治療用義歯を応用した臨床症例を徹底して実際の口腔内と関連付けて解説し、日常臨床において頻出する問題の解決のためにはどのようなイメージを持ち、どのようなアプローチが必要かをお話しさせていただきます。
手技手法に関わらず明日からの臨床に活かせる、結果に繋がるヒントを持ち帰っていただけるよう努力いたします。