松尾浩一郎 先生藤田医科大学医学部 歯科・口腔外科学講座 教授
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質疑応答
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実習代: 5,000円 (税別)受講料とは別途に実習材料代(税別5,000円)を申し受けます
※法人会員(学際デンタルセミナー会員)所属の歯科医師・歯科衛生士・歯科助手等の受講料は会員料金が適用されます。
※学際デンタルセミナー会員(個人会員・法人会員)の本セミナー受講料は、前納に限り税込19,440円とさせていただきます。
※受付作業円滑化のため、事前振り込みのご協力をお願い申し上げます。※当日のお支払の場合、受講料は税込20,000円とさせていただきます。
※参加取り消しの場合は,開催2週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。
※銀行振込の場合,領収書を発行しませんので必要の場合はご連絡ください。
※昼食は各自にてお願いいたします。
超高齢社会の中,歯科医療者も今後は積極的に介護予防,介護支援の領域に関わっていかなければなりません。高齢者は,加齢だけでなく,疾患や障害など様々な要因によって,口腔機能が障害されやすい状態にあります。栄養の入口である「口腔」の機能低下は,栄養障害や続発するフレイル,要介護の一因となりえます。そこで,口腔機能が低下した状態に適切に対応するため,2018年,「口腔機能低下症」の病名が保険収載されました。口腔機能低下症は,う蝕や欠損など従来の器質的な障害とは異なり,幾つかの口腔機能の低下による複合要因によって現れる病態であると定義されています。先生方の歯科医院や訪問歯科診療先で,高齢の患者さんの口腔機能低下症を定量的に評価して適切に対応することで,口腔機能低下の予防や,ひいては,栄養障害や要介護の予防にまでつなげることが可能になります。
今回は,口腔機能低下症が,高齢者の栄養の問題や健康維持とどう関わっているのかはじめに説明いたします。次に,口腔機能低下症の検査,診断をどのように行うのか,実際の測定方法を実習で体験してもらいます。また,診断された口腔機能低下症に対してどのように対応すべきかについてもお話ししていく予定です。