~その診査診断と力のコントロール~
東京医科歯科大学 口腔顔面痛制御学分野 講師
同歯学部附属病院 顎関節治療部 診療科長
疫学,原因,病態分類
診査内容と診断樹の使用法 診断演習
疾病教育の重要性 可逆的から不可逆的へ 病態治療と病因治療 セルフマネージメント 運動療法の重要性-痛いから動かす 寄与因子のコントロール
Sleep bruxism Awake bruxism-TCH
・Bruxismのコントロール
Sleep bruxismのコントロール TCHのコントロール
質疑応答
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顎関節症は有病率が5~12%と言われており,日常臨床において遭遇する可能性が高い疾患です,しかし,疾患の考え方や治療法については様々な情報があり,混乱しています.2013年にDC/TMDという国際的な診断基準が公表され,日本顎関節学会もこれに応じて新たな病態分類を示しました.顎関節症の治療においても,可逆的(保存的)治療から行うべきという国際的なコンセンサスが示され,中でも患者自身が積極的に治療に参加する“セルフマネージメント”が重要視されています.これには患者が顎関節症という疾患を理解することが大切であり,そのためには医療者が正しい知識を身に着けておく必要があります.
また,顎関節症の発症や悪化に関する要因として,顎関節や咀嚼筋に加わる力が注目されています.その中でも「ブラキシズム」が“もっとも黒に近い灰色”と言われており,これを上手くコントロールすることが,顎関節症の治療のポイントになります.
今回の講演では,現時点での顎関節症に対する国際的な考え方を示させていただくとともに,治療のポイントとなる“力のコントロール”についても解説させていただきます.特に,TCHという考え方は顎関節症だけではなく,他の口腔疾患に役立つ可能性があります.