歯科・獣医セミナーの学際企画

No.676 関節症とTCHの新概念~その診査診断と力のコントロール~

顎関節症とTCHの新概念

~その診査診断と力のコントロール~

講師

西山 暁 先生

東京医科歯科大学 口腔顔面痛制御学分野 講師
同歯学部附属病院 顎関節治療部 診療科長

プログラム

・10:00~16:00(昼休憩・コーヒーブレイク含む)

顎関節症
・それって顎関節症?
・顎関節症の基礎
  疫学,原因,病態分類
・顎関節症の診査法と診断
  診査内容と診断樹の使用法
  診断演習
・顎関節症の治療
  疾病教育の重要性
  可逆的から不可逆的へ
  病態治療と病因治療
  セルフマネージメント
  運動療法の重要性-痛いから動かす
  寄与因子のコントロール
・顎関節症の診療ガイドライン
力のコントロール
・顎口腔系への力
・顎口腔系は3級てこ
・Bruxismとは -“寝て”も“覚めて”も
  Sleep bruxism
  Awake bruxism-TCH

・Bruxismのコントロール

  Sleep bruxismのコントロール
  TCHのコントロール

質疑応答

開催日時・会場

福岡会場

平成30年3月25日(日)10:00~16:00

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

東京会場

平成30年4月15日(日)10:00~16:00

交通ビル 地下会議室

東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1

財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733

  • JR:JR新橋駅をご利用の場合、烏森口側出口から徒歩6分。
    必ず烏森口に出てください。
  • 地下鉄:都営三田線御成門駅から徒歩4分

大阪会場

平成30年4月22日(日)10:00~16:00

大阪科学技術センター

大阪市西区靭本町1-8-4

06-6443-5321

【大阪駅・新大阪駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
  • 地下鉄四ッ橋線肥後橋駅下車、7番出口、南へ徒歩5分

【天王寺・難波駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分

受講料

学際デンタルセミナー会員9,720円(税込)(テキスト代含む)ご入会はこちら
一般歯科医師37,800円(税込)(テキスト代含む)
歯科衛生士・歯科助手16,200円(税込)(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)所属の歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手等の受講料は前納料金(税込9,720円)が適用されます。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

※学際デンタルセミナー会員(個人会員・法人会員)の通常セミナー受講料は、本年より前納に限り税込9,720円とさせていただきます。
※受付作業円滑化のため、事前振り込みのご協力をお願い申し上げます。
※当日のお支払の場合、受講料は税込10,000円とさせていただきます。

開催にあたって

顎関節症は有病率が5~12%と言われており,日常臨床において遭遇する可能性が高い疾患です,しかし,疾患の考え方や治療法については様々な情報があり,混乱しています.2013年にDC/TMDという国際的な診断基準が公表され,日本顎関節学会もこれに応じて新たな病態分類を示しました.顎関節症の治療においても,可逆的(保存的)治療から行うべきという国際的なコンセンサスが示され,中でも患者自身が積極的に治療に参加する“セルフマネージメント”が重要視されています.これには患者が顎関節症という疾患を理解することが大切であり,そのためには医療者が正しい知識を身に着けておく必要があります.
また,顎関節症の発症や悪化に関する要因として,顎関節や咀嚼筋に加わる力が注目されています.その中でも「ブラキシズム」が“もっとも黒に近い灰色”と言われており,これを上手くコントロールすることが,顎関節症の治療のポイントになります.
今回の講演では,現時点での顎関節症に対する国際的な考え方を示させていただくとともに,治療のポイントとなる“力のコントロール”についても解説させていただきます.特に,TCHという考え方は顎関節症だけではなく,他の口腔疾患に役立つ可能性があります.

※講師の所属は開催日時点のものです。