痛く無いはずなのに、なぜ患者が痛みを訴えるのか
あんどう歯科口腔外科 院長(東京都)
Spark Medical 代表
米国口腔顔面痛学会 専門医
米国口腔顔面痛学会の専門医による口腔顔面痛・口腔内科の専門治療が受けられる、日本唯一のクリニックを開業
質疑応答
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おそらく、誰もが遭遇したことがあるであろう「あの患者さん。」当日のアポイントを確認して、その名前があると、朝からちょっと気が重くなる。行われた治療は適切に思える、炎症所見や透過像などの異常所見は無いように見える、でも「痛み」や「違和感」が残っていると訴える患者さんに心当たりはないだろうか。実は、そんな患者さんでも「不定愁訴」と、ひとくくりにしてしまうのは軽率である。
痛みや知覚異常など、他覚的所見に乏しい疾患の診断は非常に困難である。故に「精神的なもの」として片付けられてしまう事が多い。歯科の分野では非定型歯痛、非歯原性疼痛、舌痛症、不定愁訴などが代表的なものであろう。しかし、これらの中にも「精神的なもの」ではなく実際に知覚のメカニズムに機能的な異常をきたしている事がある。
本講演では、痛みを大きく3つに分類し、そのうちの1つである神経障害性疼痛に注目する。そこから、「原因不明」とされる痛みを診断するために必要な知識や糸口を明らかにしていきたい。さらに、歯の痛みと合わせて患者が訴えることが多い「頭痛・肩こり。」これらがどのように関連しているのかを、Orofacial Pain専門医の観点から紐解いてきたい。