健康寿命を延ばすために小児期からのアプローチ
医療法人社団瑞芳会中村歯科医院
日本大学松戸歯学部小児歯科兼任講師
日本小児歯科学会 関東地方大会 幹事
小児歯科専門医
PRGF System Institute Japan 理事、指導医
日本矯正歯科学会
日本小児歯科開業医会(JSPP)
筋機能研究会
日本顎咬合学会 かみあわせ認定医
Myofunctional Therapis
質疑応答
福岡会場
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06-6762-5681
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少子高齢化傾向のわが国においては、健康寿命を延ばすことにより将来の医療費と介護人材の削減が可能になると考えられています(このことから、より良い社会が望めるようになることは間違いないでしょう)。それを実現するためには、幼少期からの正しい成長発育がその鍵を握っているのではないかと思います。しかし、最近の子どもたちは、咀嚼が出来ていなかったり、飲みこめなかったり、口呼吸であったりと、機能が本来あるべき姿についていっておらず、その結果として口腔内には不正咬合がみられるのが現状です。小児期のうちに正常な機能を身につけておかなければ、健康な成人、健康な老人にはなれません。元気な老後を迎えられず、それが健康寿命に影響を与えるのです。私たち歯科医療従事者が早期に関わり対応することで、本来持っているその子自身の成長発育の軌道に乗せ、口腔機能不全症を改善、予防できます。子どもたちの姿の中から、早期に異常を見つけるのは私たちの役目です。その責任ある役割を果たすために、子どもたちの状態がなぜそうなったかの原因を考え、何を予防すればいいのか、私たちが何をすべきなのかを考えてみたいと思います。