~適応症、設計、製作、メインテナンス~
千駄木あおば歯科 院長(東京都文京区)
東京医科歯科大学 臨床教授
1.ノンメタルクラスプデンチャーを知ろう
・「こうする」より「こうしない」
・どの樹脂を選ぶか?
2.患者満足度の高い設計を考える
・「動かない」「汚さない」「壊れない」「目立たない」
・咬合をどうみるか
3.臨床症例からみるチェックポイント
・1歯欠損から多数歯欠損まで
・印象採得はここに注意
4.装着からメインテナンスまで
・装着時のチェックポイント
・義歯洗浄剤の使い分け
・トラブルの対応
質疑応答
福岡会場
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学際デンタルセミナー会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
歯科衛生士・歯科助手 | 15,000円(テキスト代含む) |
高齢者の社会活動も活発になっている中、パーシャルデンチャーも噛めれば良いというだけではなく、見た目や違和感など患者さんの気持ちにも配慮した義歯が必要になっています。そのような要望に応えるように、近年ノンメタルクラスプデンチャー(ノンクラスプデンチャー)を臨床の場で目にする機会も増えてきています。
入れ歯を入れていると気づかれにくい義歯のため、患者さんの満足度が高い義歯であることは間違いありません。一方で、噛めない、緩くなった、汚れる、壊れた、歯がだめになったなどのトラブルの対応に苦慮されているという声も聞かれます。実際臨床で行ってみると、この義歯はパーシャルデンチャーの設計原則に配慮した上で、さらに多くの配慮が必要な義歯であることが分かります。
今回の講演では、材料の選択から適応症例、設計、メインテナンスまで臨床症例を通して患者さんの満足度が高いノンメタルクラスプデンチャーの臨床についてお話したいと思います。ノンメタルクラスプデンチャーに全く興味がない先生もパーシャルデンチャーの設計の考え方がより深く理解できると思います。明日への臨床の引き出しが少しでも増えることを願っております。