咬合誘導からTip-Edgeによる全顎矯正まで
ハーバード大学、セントルイス大学大学院客員教授
GP矯正研究会会長
日本ティップエッジ矯正研究会会長
10:00~11:00顎顔面の成長発育概論11:00~12:00III級不正咬合の治療法と時期12:00~13:00昼 休 憩13:00~14:00II級不正咬合の治療法と時期14:00~15:00咬合誘導のタイミング(2年生の治療、5年生の治療)15:00~16:00永久歯列期のティップエッジ矯正法
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会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
矯正治療は、可能なかぎり骨格的および歯性の改善を行うことが望ましいということは言うまでもない。成人矯正の需要は年々増加しているものの、顎顔面の成長発育が終了したり、歯周病に罹患した成人では治療の制約がなされることとなる。骨格的改善を効果的に行うには、早期治療が望ましく、永久歯の抜歯や骨切り等の外科的処置を減少させることが可能となる。
最近20年の間、小児歯科はもちろんであるが、矯正歯科の間での早期治療に対する関心が急速に高まり、混合歯列期からの治療を第1期治療、永久歯列の治療を第2期とするという考え方が一般的となっている。以前、早期治療として行われてきた治療には、治療が必ずしも必要でなかったり、長期にわたる治療にもかかわらず不正咬合が改善されなかったり、また治療の結果として異なった種類の不正咬合を形成してしまったりしたこともある。
したがって、早期治療を行うためには、適切な診断により矯正治療全体の中における早期治療の位置付けを明確にせねばならない。また、第2期の治療としてMBS(マルチ ブラケット システム)が行われるが、GPが比較的容易に取り入れられるテクニックとしてティップエッジがあり、これはアメリカGP学会(AGPO)のオフィシャルテクニックである。
今回、成長発育期の咬合誘導のポイントを「いつ何を」すべきかといった時間軸に沿った治療法と仕上げのティップエッジ矯正法のすばらしさを解説する。