吉川デンタルクリニック 院長(京都市)
日本歯内療法学会/日本口腔インプラント学会/AAP/S.J.C.D
JIADSエンドコース常任講師/日本顎咬合学会指導医/O.J Active Member
日本臨床歯周病学会指導医/日本審美歯科協会認定医
大阪会場
大阪府大阪市中央区本町1-4-5
06-6264-9800(代)
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
※東京のみこの時間帯となります。
東京都港区芝5丁目26番30号
03-3798-4186
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
歯科大学を1980年に卒業後、臨床に携わってきて、早いものでもう34年になる。卒業後、臨床で様々な症例に接するたびに歯科臨床の深さと広さを知り、己の経験の無さを痛感した。そして少しでもその穴を埋めるべく多くの学術講演会やセミナーに参加した。そこで熱い思いを持った多くの臨床家に出会うことが出来た。
講演会で、たくさんの事をその先生方から教えて頂いたが、私がその中で一番聴きたいと求めていたのは「永続性」である。日常臨床の経験の中には、残念ながら再治療が必要になったり、抜歯になったりする歯牙がある。臨床家としてそのような歯が1本も出ないようにする事が理想であり、まさにそれが「永続性」のある治療の実践になる。
今回は、この「永続性」について私の考え方と、そのために臨床で実践している事をお話し、臨床家にとって永遠のテーマである「永続性」について皆さんとご一緒に改めて考えて行きたいと思っている。
臨床を実践する時、永続性のために私が大切にしているのは、まず基本を大切にひとつひとつの治療を丁寧にやっていくことである。口腔内の疾病であるエンド病変とペリオ病変に対して、先ず原因除去を徹底する所からスタートし、患者さんの口腔内で失われた健康を、ひとつひとつ取り戻していく。そのことで、難治性と思われる症例も治癒に向かってくれる。そして疾病治療が出来れば、次には失われた咬合を正確に適切に与えていく。そうすれば治療結果は必ず永続性に繋がり長期的に良好な結果が得られると確信している。