デンタルクリニックK 院長
JIADS常任講師(エンドコース)
JIADS Study Club Tokyo
JIADS補綴勉強会:銀座中村組
JIADS歯内療法勉強会:yes
福岡会場
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東京会場
東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1
財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
我々は日常臨床の様々なところで接着歯学の恩恵を受けている。そのテクノロジーは、コンポジットレジン修復はもちろんのこと、補綴物のセット、支台築造、義歯の修理やテンポラリクラウン作製に使う即時重合レジン等、非常に多岐にわたる範囲に応用されている。さらに、操作手順が単純になり誰が扱っても一定水準以上の結果が出せるようになったことも踏まえると、接着は以前よりも身近な存在になった、と言っていい。
その一方で「なぜくっつくのか」ということを調べようとすると、複雑な化学式や電子顕微鏡の画像が出てくるため、何となく目を背けたくなってしまうのも事実である。しかし、ほんの少しでも理論を知るだけで、失敗する確率は減るし応用も利くようになる。そのため本講演では、まず接着の原理やテクノロジーに関してわかりやすく解説をしたいと考えている。
また、接着を応用した処置の中で最も難しいのは支台築造だと思う。支台築造は、その前処置である歯内療法も予知性に大きく関わってくるため、これらを一連の処置としてとらえ、統一したコンセプトで対処することが大切だと考えている。講演の後半では、接着を用いた支台築造を前提とした歯内療法、またファイバー併用レジン支台築造の理論や勘所について詳説させていただこうと思う。
本講演が、自信を持って接着歯科臨床に取り組むきっかけになれば幸いである。