知識・経験ゼロからの出発
(医)山王会 ナガタ歯科 院長(横浜市)
社団法人横浜市歯科医師会 常務理事(地域医療担当)
東京都港区芝5丁目26番30号
03-3798-4186
大阪市中央区谷町7-4-15
06-6762-5681
福岡県福岡市博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
日本は今、少子高齢化に伴う人口構造の変化によって、将来への不安が拡大し社会全体が閉塞感に包まれています。この「ジャパンシンドローム」と呼ばれる現象は年金・医療・介護などの社会保障制度の維持にとって大きな課題となっています。そこで、国は様々な医療・介護制度の改革を実行し、その方向性は「在宅医療の充実」と「地域包括ケアシステムの構築」と定まりました。
「団塊の世代」の高齢化によって、要介護発生率が今後急速に増加することが予測されています。高齢者の歯科医療は、これまで外来を中心に行われてきましたので、歯科の受療率は70~74歳をピークに、その後急速に減少してしまっています。このことは、要介護高齢者の多くは、口腔内に問題を抱えているにも関わらず、全身状態等の諸事情により通院が困難となり、適切な歯科治療が受けられないということを意味しています。
特に、要介護高齢者は口腔疾患の発生リスクが高く、口腔機能も次第に低下していきます。口腔機能は「ヒトとして生き」「人として生活」していくために欠かせない機能として、生涯にわたるQOLの維持向上に深くかかわっています。適切な歯科医療と口腔機能向上のアプローチはまさに「生きる力を支える生活の医療」といえます。しかし通院が困難な方々に対しての「歯科訪問診療」を実施している歯科診療所は全国的にまだまだ不足しているのが現状です。「歯科訪問診療」を始めたいが、何から手を付ければいいのか?何を準備したらいいのか?そう感じている先生方にとって、今回のセミナーが多少のお役にたつことを願っています。
また、歯科衛生士さんをはじめ多くのスタッフの方にも一緒にご参加いただき、情報共有をすることでこのセミナーをよりご活用いただければ幸いです。