昭和大学歯科病院 副院長
総合歯科(地域連携科)教授
質疑応答
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
03-3253-1771(代)
【地下鉄】
※丸ノ内線/新宿線をご利用の方は地下道を通り、千代田線方面へ
※B3a出口は、違う方向へ出ますのでご注意ください。
【JR】
大阪会場
大阪府大阪市中央区本町1-4-5
06-6264-9800(代)
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
日本は世界に類を見ない高齢化社会へと移行し、外来診療や在宅訪問診療において高齢者を診る機会が増加しています。これら高齢者の多くは循環器疾患、糖尿病、脳血管障害などの重篤な全身的合併症を有する、いわゆる有病者です。これからの診療において、有病者に対する基本的な対処法を知っておくことは必要不可欠であると考えます。
種々の合併症について基本的な問題点と対処法が分かっていれば、心の余裕が生まれて事故も起こりにくくなります。全身的合併症の問題点が整理されていない場合ほど、病名が重篤そうに響きます。
講演では先ず、どんな患者に接する際でも払うべき基本的な注意点に触れます。ごく普通の患者に適切に接しられなければ、有病者に接することは難しいと考えるからです。次いで、治療の現場で事故を起こさないようにするための基本的な考え方について、歯科治療時の死亡事故調査結果などを紹介しつつお話しいたします。さらに、実際に事故が起こってしまったら、歯科医師として最低限どのような行動が要求されるかを、救急蘇生法の基礎および実際の救急例を紹介しつつ説明いたします。このほか、全身的合併症の基礎的な勉強法、他科の医師に対する依頼状の書き方、歯科医院で可能なバイタルサインの見方などにも極力触れるつもりです。
また、都の城南7歯科医師会の絶大なる協力で実を結びつつある、地域歯科医療ネットワークづくりについてもお話したく思います。
東京医科歯科大学以来、現在に至るまで障害者、有病者、高齢者の歯科治療を中心に “特別な配慮を要する患者・ハイリスク患者” の集まる職場を渡り歩いて来ました。このような現場から、実例を挙げつつ分かり易く実践に役立つお話をさせて頂くつもりです。
当日会場でお目に掛かりますことを楽しみにしております。