~特にぺリオ・エンドの治療戦略を誤らないために~
奥羽大学歯学部 歯科保存学講座 歯周病学分野 教授
10:00~12:001.歯周病学と歯内療法学におけるパラダイムシフト
2.医療面接および口腔内診査に基づいた全顎的な診断法12:00~13:00お昼休憩13:00~14:003.一口腔単位の治療方針を立案する際のポイント14:15~16:004.症例を通じた一口腔単位の診断および治療の解説
東京会場
東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1
財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733
大阪市中央区谷町7丁目4番15号
06-6762-5681
福岡県博多区博多駅前2-2-1
092-441-3769
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
歯周炎はあまり「痛み」を伴わないため、臨床症状が出て来院した時には中等度以上に進行している症例が少なくありません。歯周炎は「不可逆性疾患」で自然治癒を期待できないので、適切な予防と一口腔単位の治療が望まれます。歯周炎が進行して「歯周 – 歯内複合病変」や「根分岐部病変」に罹患すると、治療の予知性は低下します。2009年に医歯薬出版から「エンド・ペリオ病変の臨床― 歯内 – 歯周複合病変 診断と治療のストラテジー ―」を出版し、歯周病のリスク診断に基づく治療戦略をまとめました。
卒前教育では、全顎的な診断に基づき一口腔単位の治療方針を立案して実践する機会はほとんどありません。一口腔単位の治療を実践するには、なによりも「考える習慣」が必要です。「感染症」であり「生活習慣病」でもある歯周疾患の治療と予防には、治療技術に加えて「言葉の治療」による「患者教育」が不可欠です。また、歯周治療に失敗しないためには、「患者の分類」を考慮して診断と治療法の情報を患者と共有することが大切です。 治療結果は患者のコンプライアンスの程度、治療費、術者の技量と成功体験によって大きく異なります。
本セミナーでは、全顎的に中等度以上の歯周炎および歯内疾患に罹患している症例に対して、歯周治療と歯内療法を軸足に、インプラント治療を含めた治療計画の立案と包括的歯周治療の実践について解説します。