井田 亮 先生歯科医師
井田歯科東診療所(滋賀県)野邑 浩美 先生歯科衛生士
井田歯科東診療所 勤務(滋賀県)
10:00~12:001.予防歯科外来への足取り
2.MS菌に対する取り組み12:00~13:00昼休憩13:00~16:003.3DSの実際
4.歯周病に対する取り組み
5.今後の地域住民への予防歯科の構築
東京都港区芝大門1-1-3
03-3437-7515
大阪会場
大阪府大阪市中央区本町1-4-5
06-6264-9800(代)
福岡市中央区天神4-6-7
092-771-1730
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
開業(1978年)以来、歯科疾患(特に虫歯と歯周病)の予防を中心に診療を行ってきました。治療を終えた患者さんには出来る限り定期検診に応じていただく様指導し、今ではメインテナンスを受けられる患者さんが95~100%となっています。私の診療時間は午前9時から午後5時までで、この時間帯に患者さんが来院されます。1980年頃は、開業医の間でプラークコントロールが徐々に広まりつつあり、当院でも、患者個人にあった動機づけや指導を行い、プラークコントロールノートや口腔内写真を撮影し、保存してきました。
虫歯に関しては、フッ化物の応用、砂糖の制限(最近では代用糖の応用)、プラークコントロールを中心に指導を行い、2001年からは、花田信弘先生(当時、感染研)御指導のもとMS菌に対するPMTC後の3DSを導入し予防に取り組んでいます。
また、歯周病については、宿主因子(遺伝子、糖尿病)、環境因子(ストレス、食生活、くいしばり)それぞれに対応し、歯周病原菌に対しては縁下プラーク中のPG菌、Aa菌に対しSRPはもちろんの事、一部3DSを導入しています。また最近では地域住民に対する啓発運動として唾液のスクリーニング(Hb、LDH)検査を実施し、歯周病の早期発見を呼びかける事を始めました。
今考えると理念と行動を共にしてくれる歯科衛生士や歯科技工士その他スタッフが存在していることが、数多くの患者さんの来院に繋がり、口腔を通じて患者さんの“幸せ”にもなるのだと思います。
今回の研修会では野邑歯科衛生士と共に、3DSを中心に症例を含めて発表いたします。是非、スタッフと共に参加し、口腔を通じて地域住民の健康を維持・増進するための一考としていただければ幸いです。