埼玉医科大学医学部 口腔外科学 教授
東京会場
東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1
財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733
大阪府大阪市中央区北浜東3-14
06-6942-0001
福岡県福岡市博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
「顎関節症は手をつけると大変そうだから、すぐに大学病院へ紹介しよう」、「とりあえずスプリントを入れてみるか」という先生はいらっしゃいませんか。
顎関節症は決して難しい疾患ではありません。またほとんどは一般の歯科医院で十分対応可能です。しかし闇雲に咬合調整やスプリント療法を行ったのでは、時として成功することもあるかもしれませんが、確実な治療効果は期待できません。かえって悪化させる危険性もあります。
顎関節症とは「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名」であり(日本顎関節学会)、その病態には咀嚼筋障害、関節包、靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれています。すなわち顎関節症はいくつかの病態を含んだ総括的診断名ですから、治療に際して症型診断は不可欠です。そして症型ごとに適切な治療を選択しなければなりません。
今回の講演では、まず(1)歯科医院で簡単にできる症型診断をお話し、(2)症型別の治療法について、歯科医院で行う範囲の治療法をチャートに沿って説明し、(3)治療終了のタイミングと大学病院等への専門治療機関への紹介のタイミングについてお話する予定です。
特殊な機器や技術は必要ありません。受講された先生が翌日から顎関節症に取り組んでいただけるような講演内容となっています。ふるってご参加ください。